唯一無二の存在感でお笑い界に君臨し続ける板尾創路。役者としても様々な作品に出演し、賞賛される彼が最新映画『あさひるばん』で新たな境地へと挑む!!

俳優の仕事って、“違和感”を出す仕事だと思う

板尾創路

板尾創路

──板尾さんと言えば、芸人はもちろん役者としても様々な作品に出演されていますが、今回の『あさひるばん』はこれまでに出演したことのないハートウォーミングな作風といえますね。
【板尾創路】 そうですね(笑)。仰るように、今回のようなテイストの作品には出たことがなかったので、オファーをもらった時は逆にオモロイんやないかなぁっていうのが最初の思いでしたね。 ──作品を観て思ったのは、良い意味で違和感を感じることが出来たというか(笑)。
【板尾】 まぁ僕にオファーが来たという事は、僕に何らかの可能性を感じてくれたのかなと(笑)。嬉しいですね、単純に。自分がやったことのないような役をすることは新鮮です。 ──共演の國村隼さん、山寺宏さんとは共に高校球児として過ごした同級生という役どころです。若干の年齢差もありますが、その点はすんなり入っていけましたか?
【板尾】 そこは違和感なく入っていけましたね。國村さんとは何度かお仕事でご一緒させて頂いたんですけど、山寺さんとは今回が初めてだったんで、楽しみでしたね。声優業が主な方なので、実際にどのような演技をされるのか興味があったんですけど、まぁ全力投球な方やなって。 ──現場の絵が想像出来ます(笑)。國村さんとは板尾さんの監督発作品『板尾創路の脱獄王』にも出演されており、板尾さん自身、非常にリスペクトされている俳優さんだという印象を受けます。
【板尾】 そうですね。とにかく、俳優さんとしての存在感が凄いなって。どの作品でも存在感があるじゃないですか? あと、私生活が見えてこないという部分でもいいなって思います。昔かたぎの貴重な俳優さん、銀幕の俳優さんって感じがしますよね。 ──あぁ、確かに“銀幕”という言葉が似合う数少ない方ですよね。
【板尾】 俳優の仕事って、違和感を出す仕事だと思うので、そういう部分でも凄いなって。場面場面でどのように存在感を醸し出すのか。自然とそれが出来ることが凄いし、僕もそうありたい。 ──でも、なかなか難しい作業なんですよね?
【板尾】 やっぱり人間ですから、色々なモノに引っ張られてしまうのでね。全体を見据えて自分がどういう風に役に入っていけるかという部分は大変な作業やと思います。

僕の学生時代? まぁ無気力でしたね(笑)

板尾創路

板尾創路

──今作の監督は『釣りバカ日誌』の原作でお馴染みの、やまさき十三さんが初監督を務めましたが、演者側から見てその監督ぶりはいかがでしたか?
【板尾】 凄く静かな監督さんで、事前の指示はあまりなかったですね。現場での指示を受けて作っていったというか。僕なりに人物像を作っていって、それをやまさき監督が良しとするか、修正していくかという流れで。凄くやりやすかったですね。初監督とは思えないというか(笑)。 ──今作では、國村さん、山寺さんと事前にアドリブの演技を決めていた部分があるそうですが、具体的にどのシーンで?
【板尾】 病院の待合室で國村さんにプロレス技をかけるシーンがあるんですけど、あれなんかはまさにそうですね(笑)。あと、何十年ぶりに再会するシーンでの細かい芝居も取り入れてくれました。 ──今作は、果たせなかった夢にもう一度挑戦する中年たちの奮闘が描かれていますけど、板尾さんってどのような学生生活を送ってたんですか?
【板尾】 部活は一切やってなかったですね。バイクが好きな子供でした。やりたいことも無くて無気力というか(笑)。 ──芸人になりたいという夢は持っていたんですか?
【板尾】 ないですね(笑)。自分がそういうことをする人間だとは全く思わなかったんで。芸能界なんて全くの別世界って感じでしたね。

自分の経験則だけで役に臨むのは危険

板尾創路

──へぇ〜。板尾さんが先ほど仰っていた「私生活が見えない」っていう部分は、丸々板尾さんに当てはまりますよね(笑)。
【板尾】 あぁ〜。そう…ですかね(笑)。 ──芸人としてはもちろんですけど、役者としても唯一無二の存在感を出している方だと思うんですけど、役者としてはどのように役に臨まれているんですか?
【板尾】 そうですね〜(熟考)。現場に入ってみないと分からないというは絶対にありますからね。もちろん、事前に台本を読んで現場には臨みますけど、自分がこの役の立場だったらという観点から役を作っていくことは、僕は出来ないです。やっぱり自分の経験則だけで役に臨むのは危険ですからね。 ──なるほど。思い込みが役者としての幅を狭めてしまう可能性があるということですね。そういう意味でも『あさひるばん』は成功といえるんでしょうね。
【板尾】 どうなんですかねぇ(笑)。まぁ現場ではOKをもらったので、後はお客さんが楽しんでくれるかどうかですね。自分の中では反省点もあるんですけど、凄く観やすくて上手くまとまっている作品だと思います。 ──『釣りバカ』はラストを迎えてしまいましたが、誰にでも楽しめる娯楽映画の灯は残すべきだと思います。
【板尾】 そうですね。『あさひるばん』も家族で観ていただく映画なのでね。映画館で観るという楽しさが詰まっている映画なので、是非、劇場で観て欲しいですね。



『あさひるばん』全国松竹系にて公開中

(解説)
 浅本(國村隼)、日留川(板尾創路)、板東(山寺宏一)は、宮崎県の高校の野球部で“あさひるばん”と呼ばれていた。それから30年、三人のもとに野球部のマネージャーで憧れの存在だった幸子(斉藤慶子)の娘、有三子(桐谷美玲)から「入院中の母に会ってほしい」と記された手紙がくる。故郷で再会した三人だったが、有三子の祖父で野球部の恩師・雷蔵(西田敏行)と対決することとなり……。

(C) 2013 やまさき十三 / 「あさひるばん」製作委員会

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