アイドル界の異端児・ZOCが語るこれまでとこれから「想像以上のところまでいきたい」

百花繚乱といわれるアイドルシーンでもとりわけ異彩を放つ存在であり、男性だけでなく多くの女性をも共感者、共犯者として魅了しているZOC。メンバーそれぞれのテレビバラエティなどでの活躍も後押しし、よりファン層を拡大しつつあるなか、これまでとは異なる恋愛ソングとなる2ndシングル「断捨離彼氏」をリリース。そんなZOCのこれまでとこれからについて、藍染カレン、香椎かてぃ、西井万理那に聞いた。

結成当初のよく衝突していたころを振り返る

――ZOCは個性の強いメンバーが集まっていますが、1年前の結成当初は衝突とかありませんでした?
藍染カレン全員がお互いの扱い方を一切わかっていなかったから、最初の2〜3ヶ月はよく衝突していた気がします。
西井万理那みんな探り探りで、言い合いはありましたね。全然ちいさいことでしたけど。
香椎かてぃ「写真が盛れてない!」とか。
西井万理那あった、あった。「この写真、私が盛れてないのに、何でツイッターに上げてんだ?」って(笑)。でも、同じケンカは繰り返さないように気をつけてます。今は写真は必ずグループLINEに送って、修正ナシか聞いて、全員OKだったら上げています。
藍染カレン私はかてぃには第一印象で「こいつ嫌いやで」と思われてました。
香椎かてぃでも、活動していくなかで、いいヤツだと思うようになりました。
藍染カレンこの人は私のことをまったく見ないし、励ましても全然耳に入ってない(笑)。
香椎かてぃ励まし方がウソくさいというか、ヘタクソというか。全然覚えてません。
藍染カレンもう二度と誉めてやらねえ(笑)。
香椎かてぃにっちゃんも励ますのがヘタクソ。
西井万理那私はそもそも視力が悪くて、近くにいても、落ち込んでるのかも、どんな顔をしてるのかも見えていないんです。
香椎かてぃ何かで病んでるメンバーに「大丈夫だよ! 可愛いね!」とか言うんですけど、今「可愛い」は違うから(笑)。
西井万理那可愛いかどうかも見えないんですけどね。
――コンタクトは入れてないんですね。困ることはないですか?
西井万理那ステージでの立ち位置が、いつも私だけ違うっぽいです(笑)。でも、見えないほうが緊張しなくて安心するので。人の顔は見えなくても、たぶんオーラで判断する力があるんです(笑)。ファンのことも「かき氷を作ってそう」とか「茶道をやってそう」とか雰囲気でわかって、当たってはいなくてもオーラで覚えられます。

――西井さんは生ハムと焼うどんからのキャリアがあって、大森靖子さんがいないところでは、メンバーをまとめているのでは?
西井万理那まとめるわけではないですけど、みんながわからないことは私がやろうと。MCも最初は誰も喋らなかったので(笑)、私がやっていました。今はみんな、どんどん言いたいことを言うから、がんばって話すことはなくなりましたけど。

「断捨離彼氏」はリンクする部分もあるZOCが歌うことで説得力がでる

――2ndシングル「断捨離彼氏」は“そんな彼氏別れちゃいなよ”という曲。1stシングルの「family name」はみなさんの心情と直に重なったかと思いますが、今回も共感はしますか?
西井万理那たぶん靖子ちゃん的には、ZOCのファンは若い女の子が多いから、その子たちに共感してもらえる曲を作ったんだと思います。
香椎かてぃ私はこういうことは経験済みです。
藍染カレンリンクする部分もある私たちが歌うことで説得力が出て、聴いてくれる女の子たちに刺さる曲になっているかと。

――“DV”とか“電話来たら金貸して”とかありますが、かてぃさんはどの辺が経験済みなんですか?
香椎かてぃ元カレに「家賃が払えないから金貸して」って言われて、うちもお金がなかったんで、お父さんにウソついて出してもらって、毎月渡してました。でも、そのお金は飲み代に使われてました。
――それで別れようと?
香椎かてぃ思わなかったです。別れられなかった。断捨離失敗(笑)。今はもう別れましたけど。
藍染カレンそういう女の子はたくさんいる気がします。私は経験としてはわかりませんけど、自分のことってハッキリ見えなくて、周りからいろいろ言われて気づくものがあるはず。そんな何も見えてない子のところに、この曲が届いて励みになればいいなと思います。

――音源は最初、メールで来るんですか?
西井万理那そうですね。最初は靖子ちゃんの歌で。
藍染カレンZOCは今までわかりやすい恋愛の曲はあまりなかったから、新鮮な感じがしました。
香椎かてぃ最初は歌だけで、衣装が天下一武道会のイメージに決まってからアレンジが付いて、曲の雰囲気がチャイナっぽくなりました。
藍染カレン最初に銅鑼がガーンと鳴ったり。
――こういうEDMサウンドになじみはありました?
西井万理那EDMが何かわからないです。この曲がEDMなのも今知りました。
藍染カレンEDMって何なんでしょうね?
香椎かてぃクラブで流れてるやつや。
藍染カレンクラブには行かないから。

――レコーディングでは大森さんがディレクションをされるんですか?
藍染カレンそうです。「もっとこう歌ってみて」とか。
西井万理那私は“ああ時間もお金も今更戻らない”のところでしっくりこなくて、靖子ちゃんに「NEWSの手越(祐也)さんっぽく歌って」と言われました。それで歌ったら「いいね」って採用されました。
藍染カレン手越さんを降臨させた途端、にっちゃんの声が色っぽくなって、カッコよくなりました(笑)。
――さすがジャニオタ(笑)。
藍染カレン私はとにかく「可愛い子ぶるな」と言われました(笑)。可愛い担当は他にいるんですけど、可愛い子ぶっちゃうんですよ。でも、私の歌の特性はそっちじゃない。靖子さんが客観的に見て「こういう感じで歌って」と言ってくれるので、やりやすいです。
香椎かてぃ私はラップのところで「ヤンキーっぽく」と言われましたけど、もうちょっといけたかな。なんか最近、声変わりか何なのか、声がカサカサになっちゃって。

――レコーディングに備えて、練習以外にすることはありますか?
藍染カレンファミマのスパイシーチキンを食べます。脂でノドが潤っていい気がして。靖子さんもよく食べているので。
香椎かてぃうちは『命の母』を飲む。何か知らんけど、すごく落ち着きます。
西井万理那私は起きたままでいきます(笑)。でも、睡眠はたくさん取ります。

自分たちの現状を歌っているカップリングの「A INNOCENCE」

――彼氏でなくても、断捨離したいものはありますか?
西井万理那アゴの肉(笑)。ライブの写真はステージの下から撮られるんですけど、アゴの肉がヤバくて。脂肪吸引して断捨離したいです。
藍染カレン私は服ですね。気づいたら買っているから、部屋にけっこうたくさんあって。
香椎かてぃ断捨離したいのは渋谷です!最近、何だか渋谷がつまらなくなってきちゃって。前はパリピが多い感じだったのが、最近は地方から来た人ばかりでノリが悪くて。

――渋谷で何をしたいんですか?
香椎かてぃ居場所が欲しいんです。家ではなくて、どこかの街にいたい。それで居心地が良かったのが渋谷だったのに、最近の渋谷はうちを裏切ってくるんです。行ってもおもしろくない。
西井万理那これは誰に文句を言えばいいんだろうね(笑)?
藍染カレン新しい居場所を作らないといけないんじゃない?
香椎かてぃ下北沢にでも行こうかな。

――カップリングの「A INNOCENCE」はみなさんに直に響く感じ?
香椎かてぃ現状を自分たちで歌っています。
藍染カレン今ここにいる自分たちとあなたたちで「未来を作っていこうね」という曲で、肯定色が強いというか。私自身、歌っていて前向きになれます。
西井万理那私、Zepp Tokyoのワンマンの最後のMCで「ここに立てる未来があると思いませんでした」と無意識に言ったんです。「A INNOCENCE」の歌詞をよくよく見たら、私のパートで“未来だってあるの ここで魅せるから”とあって、「靖子ちゃん、すげー!」と思いました。自分の人生とリンクする部分を歌割りにしてくれているんです。
藍染カレン私が“陰キャ”、西井が“陽キャ”と歌うパートもあります(笑)。
――ZOC人気の盛り上がりは、自分たちでも実感しますか?
西井万理那アイドルに興味ない友だちに「大学でZOCの名前をよく聞く。好きな子が多い」と言われます。
香椎かてぃこの前のライブで、オタクの輪に1人めちゃチャラい人がいると思ったら、渋谷のキャッチが来てました(笑)。

――アイドルファン以外のところに刺さってるようですね。
藍染カレン私の昔の知り合いのLINE一覧を見てたら、アイコンがかてぃだったりしました(笑)。
西井万理那私が一緒に遊んだ子の待受もかてぃでした。「この子と一緒にやってるよ」と言ったら、「うん、知ってる」と言われました(笑)。

――かてぃさんのツイッターのフォロワーは21万人いますもんね。
香椎かてぃファボが何万とかいくんですよ。嬉しいですけど、こんな私を誰が推しているのかわからなくて、ちょっと怖い(笑)。

――さらに1年後の2周年の頃は、ZOCはどうなっていますかね?
藍染カレン1年前に今のZOCは想像できませんでした。また想像以上のところまでいけたらと思います。
西井万理那ZOCはめちゃめちゃ良い事務所にいますけど、大手ではないから、「来年は武道館に立ってる」みたいな期待感はないです(笑)。
香椎かてぃでも、「事務所は関係ないぞ!」と言いたいです。
西井万理那そのぶん、がんばらないと。
(文:斉藤貴志/撮り下ろし写真:逢坂聡)

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