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日産スカイラインGT Type SP(ハイブリッド)(FR/7AT)【試乗記】


雲にかすむスカイライン

市販車として初めて、同一車線内“ハンズオフ”走行を実現する運転支援システム「プロパイロット2.0」が搭載された「日産スカイライン」。長距離ドライブに連れ出し、実際の交通環境の中で手放し運転機能の使い勝手や走りの実力を確かめてみた。

今度は“日産”スカイライン

製品とは直接関係のない出来事ばかりが取りざたされている中で、ニューモデルを取り上げるのは正直言ってやりにくいし残念だ。ブランドの姿勢は最終的には製品に表れるものだし、プロダクトこそがカスタマーに対するメッセージだと思うが、真摯(しんし)にそれに向き合っているとは言い難いのが現状だ。せっかくビッグマイナーチェンジを受けたというのに、まずエンブレムが“日産”に戻ったことに注目が集まるのでは、何とももったいない限りだ。

逆風の中で登場した日産スカイラインに2種類のVR型3リッターV6ツインターボエンジンを搭載したこともスカイラインとしては新しいが(既にインフィニティ用には導入されていた)、注目は何といってもハンズオフ走行を可能とするプロパイロット2.0の投入だろう。

このシステムが装備されるのはハイブリッドモデルのみであり、さらに作動にはさまざまな条件が付くものの、日産では世界初の先進運転支援技術をうたい、「技術の日産の象徴」と主張している。いやいや、この間まではインフィニティだったじゃないか、と突っ込みたくなるのは私も同じ。今や日産随一の長い歴史を持つ代表的モデルとは言いながら、会社の都合で、いやその時々の経営陣の都合であっちへ行ったりこっちへ戻ったり、何だか大切にされていない感じがするスカイラインが不憫(ふびん)である。

日産のファミリーフェイスである「Vモーショングリル」に看板を掛け替え、“伝統”の丸目4灯リアコンビネーションランプを採用したスカイラインではあるが、新鮮な印象はあまりない。2014年の現行型(V37)デビュー以来基本形が変わっていないのだから、それも当然。インテリアについても従来型との違いはほとんど感じられない。

コックピットは囲まれ感が強いうえに、インストゥルメントパネルはスイッチ類の数が多く、整理されていない煩雑な仕立てが何となく建て増し感というか、古臭い設計を無理に新しく見せようとしている雰囲気が漂う。致し方ないところではあるが、600万円クラスのスポーツセダンとしては明らかに時代遅れである。...

提供元:webCG

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