• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)

「ねぶたの家ワ・ラッセ」で青森ねぶたの文化に触れよう


「青森ねぶた祭」は、大迫力のねぶたが青森市内を回る東北3大夏祭りのひとつです。青森の方言で、いても立ってもいられないを意味するじゃわめぐ跳人(ハネト)たちが「ラッセラー、ラッセラー」のかけ声に合わせて飛び跳ねながら乱舞する熱狂的なお祭りです。
ねぶた祭の期間中は意外とゆっくりねぶたを見られないもの。そこで、今回はねぶたを年中見られるスポット「ねぶたの家ワ・ラッセ」をご紹介いたします。

重要無形民俗文化財「ねぶた」の歴史を知ろう

写真:Meg Kamei

ねぶたの由来は、奈良時代に中国から伝わった七夕の灯籠流しと古来から津軽地方にあった習俗が一体化して、「ねぶた」という人形灯篭が生まれたと言われています。
七夕の日に穢れを川や海に流すみそぎの行事として、「ねぶた」を流し無病息災を祈っていました。これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行は、その名残とされています。
詳しいねぶたの由来は、ワ・ラッセの入口付近のトンネル内に紹介されていますので、一読してみてください。また、ねぶたの歴史や制作工程も紹介されています。

大迫力!ねぶたの山車を間近で見てみよう

写真:Meg Kamei

ねぶたホールには、2019年のねぶた大賞を受賞した竹浪比呂央さん作の「紀朝雄の一首 千方を誅す」をはじめ、ねぶた祭りに出陣したねぶたが展示されています。
ねぶた師さんごとに、ねぶた面の作風が違うので、いろいろ見比べてみると違いがわかり楽しさも倍増するでしょう。

写真:Meg Kamei

中でも注目は、300年の歴史で史上初の女性ねぶた師となった北村麻子さんの作品です。美人ねぶた師ということでメディアに取り上げられ注目を集めましたが、美人なだけでなく2017年には最優秀制作者賞とねぶた大賞を受賞した実力者です。
2019年知事賞を受賞した「神武東征」が展示されていますので、荒々しい迫力ある男性ねぶた師とは違う作風を感じてみてください。
ホールには、ねぶた制作の最初に取り掛かる下絵の展示もされていますので、下絵を見てから立体化されたねぶたを見ると構造が分かるのでオススメです。

写真:Meg Kamei

また、お祭り時には見ることのできないねぶたの中を見ることができます。緻密かつ繊細に支柱や針金を使った骨組みは圧巻です。

実際に紙貼付けやマイねぶた作りを体験しよう

写真:Meg Kamei

ねぶたの制作は、設計図となる「下絵」を制作後に顔・手・足・刀・槍などの細部を作ります。
次に角材で支柱を、針金で立体的になるように細かく骨組みを作ります。その後、針金の枠ひとつひとつにボンドで奉書紙を貼っていきます。そのあと墨書き、ろう書き、彩色することで完成となっていくのですが、ここでは、奉書紙を貼る体験ができます。

写真:Meg Kamei

自分で針金の枠を選び、前後左右の枠同士きっちり奉書紙が合うように、形を作ってから切ります。貼るだけかと思いきや実際やってみると難しいことがわかります。この枠が何百、何千とあるわけですからいかにねぶたづくりが大変なのかが身をもって体験できます。

写真:Meg Kamei

また、タッチパネルで「マイねぶたを作ろう」というコーナーもあり、指で目や口などを描いたり、面の色を変えたりすると大きなねぶた面に反映されるので、世界に一つだけのマイねぶたを作ってみてはいかがでしょうか?
ねぶたの家 ワ・ラッセは、重要無形民俗文化財である「ねぶた」の由来や歴史を学べるだけでなく、ねぶたを観たり、体験できるスポットです。
ねぶた祭りを体験できなかった方、ねぶたを間近で観たいという方にはオススメです。また、ショップも併設されていますので、お気に入りのねぶた師さんのクリアファイルやポストカードを購入してみるのも良いでしょう。
そのほか、青森銘酒「田酒」やリンゴジュースなど青森名産品が並んでいるのでお土産にいかがでしょうか?

ねぶたの家ワ・ラッセの基本情報

住所:青森市安方1-1-1 青森市文化観光交流施設
電話番号:017-752-1311
アクセス:JR青森駅から徒歩1分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ねぶたの家 ワ・ラッセ
https://www.nebuta.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
Meg Kamei

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

あなたにおすすめの記事

オリコントピックス