アグレッシブにも優雅にも
伸びやかな5ドアのボディーに、パワフルな2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載した「アウディRS 5スポーツバック」。最高出力450PS、最大トルク600N・mのアウトプットを自慢の「クワトロ」フルタイム4WDで御す、その走りを試した。
発売が遅れに遅れた理由
2ドアの「RS 5クーペ」が日本に上陸してから、2年以上を経て導入となったRS 5スポーツバック。ベースとなった2代目「A5」および「A5スポーツバック」は、2017年4月に日本で同時にデビューし、同年9月にはRS 5クーペのデリバリーが始まっていたので、RS 5スポーツバックもすぐに続くと思われていた。2018年3月にはニューヨークモーターショーで正式発表もされたのだが、予想とは裏腹に、欧州でもその発売は翌年2月にずれ込んだ。最近は欧州メーカーの多くが世界標準の燃費・排出ガスの計測法であるWLTPへの対応で生産や販売のプログラムに大幅な影響がでてしまい、アウディもそれは避けられなかった。
RS 5クーペも一時は生産を止めていたそうだが、現在はRS 5スポーツバックなど他のRSモデルとともに、アウディスポーツGmbHによって、ドイツ・ネッカーズルムの特別な生産ラインから各地にデリバリーされている。クーペの美しさとデイリーユースの利便性が融合したスポーツバックに狙いを定めていた人は、さぞ待ち焦がれていたことだろう。
アウディのラインナップは、スタンダードなコアモデルの“A”、SUVの“Q”、それらをベースにスポーティーに進化させた“S”および“SQ”などがあるが、レースで培った技術から生まれたハイパフォーマンスモデル“RS”については、R8とともに、モータースポーツ活動も担うサブブランド、アウディスポーツの一員となる。...