みんなが納得
「プジョー508」のステーションワゴン版「SW」に試乗。新型ではプジョー車から一時失われつつあったフランス車らしい美点が復活! さらに、かつては望むべくもなかったフランス車らしからぬ(?)先進性までもが備わっていたのだった。
ダメ押しの508シリーズ
ここのところライオンが元気だ。最初に結論を申し上げると、プジョーのフラッグシップセダンの508と、今回試乗したそのステーションワゴン版である508SWは傑作だ。ヘッドランプ両端から下に伸びるLEDデイタイムランニングランプに代表されるアグレッシブなスタイリングは、これまでプジョーが持っていた優しい世界系スタイリングとは一線を画すが、乗って内容を知れば、昨日今日のにわかではない古いプジョー好きも、きっと納得するはずだ。
今思えば端緒は2017年の現行「プジョー308」のマイナーチェンジだった。その出来がよかったことで皆「おっ、もしや?」と感じた。それと前後してフルモデルチェンジした「3008」の走りや乗り心地がよかっただけでなく、グッドルッキングでもあったので、多くの人がプジョー復活間違いなしと判断した。そして今年508のセダン、SWが相次いで登場し、ダメ押しのようによかった。
まるでそれ以前がダメだったかのように書いたが、僕に言わせればその通りだ。そのさらに前の世代に比べて輝きを失っていたと思う。具体的には先代の308と508、3008、そして「5008」にはイマイチ魅力を感じなかった。ソフトで快適な乗り心地、地味なスペックのわりによく走るエンジン、ユニークなスタイリングと優れたパッケージングといった、いわゆるフランス車らしさを感じられなかった。...