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シトロエンC5エアクロスSUVシャイン(FF/8AT)【試乗記】


原点を思い出す

創立100周年を迎えたシトロエンが放つ新型車が「C5エアクロスSUV」だ。“ハイドロニューマチックの現代的解釈”をうたうサスペンションシステムや新開発のシートなど、「何よりもコンフォート性能を追求した」というモデルを支える装備の出来栄えをチェックした。

グループ復活の立役者

プジョー・シトロエン(現グループPSA)といえば、2012年前後には「倒産もやむなし!?」とささやかれるほど経営状態が悪化した。その後、彼らは8000人規模の人員削減や工場閉鎖、創業家(=プジョー家)の経営からの撤退、そしてフランス政府や中国(東風汽車)からの資金援助などを軸にした大リストラ策を打ち出す。

カルロス・タバレス氏がルノーから電撃移籍して同社の会長兼CEOに就任したのは、リストラ真っ只中の2014年だった。以降のグループPSAはまさに快進撃。翌2015年に5年ぶりに黒字転換したかと思えば、続く2016年には米ゼネラルモーターズからオペル/ボクスホールを買収して、市場シェアでルノーを抜き去った。そして翌2018年には、早くもオペル事業も黒字化に成功するのだ。

タバレス会長の手腕が欧州で好評を博しているのは、リストラによる黒字化と並行して、きちんと魅力的な商品を発売したからだ。

タバレスPSAは、プジョーとシトロエン、そしてあえて独立させたDSといった各ブランドの分かりやすい差別化に成功すると同時に、プジョーの「3008」や「5008」、そして「シトロエンC3」といった明快なヒット作を欧州で連発してきた。だからこそ、タバレス会長は「次にオペル/ボクスホールをどう料理してくれるのか?」と期待されてもいる。

今回のC5エアクロスSUV(以降、SUVは割愛)は、そんなシトロエンの最新フラッグシップである。現在のシトロエンの商品づくりが2014年デビューの「C4カクタス」に端を発するのは明らかだ。これ以降のシトロエンがカクタスに通じるレジャー志向のクロスオーバーブランドに特化したことに加えて、デザインモチーフや“エアリー”な乗り心地など、「エアバンプ」に象徴されるカクタスのデザインや商品性の多くを踏襲している。...

提供元:webCG

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