新たな発見がある
TRD/STI/NISMO/無限という国内メーカー直系の4ブランドが、”峠道”のようなクローズドコースで合同試乗会を開催。後編ではNISMOがチューンした「GT-R」「ノートe-POWER」と、無限のパーツをフル装備した「シビックハッチバック」「ヴェゼル」「オデッセイ」の走りをリポートする。
異次元の走りが味わえる ――GT-R NISMO NアタックパッケージAキット装着車
2007年末の発売からすでに11年目。一向に聞こえてこない“次期モデル”のうわさに「やきもき」とさせられるようになってからすでに久しいが、一方でそんな現在のR35型GT-Rが、日本で随一なのはおろか、世界的にもいまだ頂点に君臨する走りのパフォーマンスの持ち主であることも紛れもない事実だ。
そんなモデルをベースに、日産のモータースポーツ・スペシャリストであるニスモが手を加えた“マシン”の走りのレベルが、すさまじいものであるのは当然。実際、今回もアンバサダーとしてイベントに同席したミハエル・クルムさんが駆る「NアタックパッケージAキット」を装着したモデルのパッセンジャーシートでは、「目くるめく官能の世界」を体験することができた。
さまざまなボディーキットや、エンジン/サスペンション等で構成され、工賃込みで900万円(!)という価格(税抜き)が設定されたこのキットは、2013年に7分8秒679という、当時としては「GT-Rのそれまでの記録を10秒以上短縮」というタイムをたたき出したモデルに採用された“タイムアタック専用アイテム”を、17年と18年モデルへの装着を前提にパッケージ化したもの。路面すれすれにセットされたフロントスポイラーやカーボン製のフロントフェンダー/リアウイングなど、見た目も明らかに“ただ者”ではない。
エスケープゾーンなど皆無という群馬サイクルスポーツセンターのコースを、そんなクルマ+世界屈指のプロドライバーという組み合わせで駆け巡るのは、まさに背中がムズムズするような異次元体験。後に自身でもステアリングを握ったものの、なるほどこのコースが「ここまで狭く感じられる」スピード性能の持ち主に出会ったのは、初めての経験だった。...