コンパクトでもインパクト
通勤やツーリングの友として絶大な人気を誇る、ホンダのスクーター「PCX」。“パーソナルコンフォートサルーン”という開発テーマを具体化した最新型は、クラスを超えた走りを味わわせてくれた。
電動化も前提に開発
日本のスクーターの車名は「タクト」「ジョグ」「アドレス」など単語を起用したものが多い。そんな中でホンダが2009年に発表したPCXでローマ字を使ったのは、同社初の“グローバルスクーター”という位置付けゆえだという。
PCXは日本でも年間約2万台レベルの売れ行きを誇っているが、国別では日本は第3位であり、インドネシアがトップでタイが続く。さらに欧州や北米、豪州でも販売している。日本仕様の生産も初代はタイ、2代目からはベトナムだ。
そのPCXが3代目に進化し、わが国では2018年4月に発売された。2017年秋の東京モーターショーにハイブリッド仕様と電動仕様が市販予定車として展示されていたので、そのとき目にした人もいるだろう。横浜マリンタワーで開催された試乗会にも、この2台は置かれていた。ただし今回乗れるのはガソリン車のみで、ハイブリッド仕様と電動仕様は2018年中に発売予定とのことだった。
もちろん中身は電動化前提で開発されている。フレーム構造を一新したのは、重量増に対処する目的もあったという。従来は、フットスペース部分はフロア下にしか骨格がないアンダーボーン構造だったが、新型はセンタートンネルにも骨を通し、モーターサイクルに似たダブルクレードル構造になった。...