頼りがいのあるクルマであれ
日本導入から4年を経たルノーのコンパクトSUV「キャプチャー」の実力を、大幅なマイナーチェンジを機にあらためて検証。商品力高めのイマドキなクロスオーバーに“ルノーらしさ”はあるか? ドライブフィールを中心に、その出来栄えを確かめた。
トランスミッションに難あり
いいニュースと悪いニュースとがあって、いいニュースはキャプチャー、日本でそこそこかもっと売れている。ルノー・ジャポンの販売成績アップ(8年とか連続で対前年比アップであるらしい)に確実に貢献している。そんなのはいまさらニュースでもなんでもないかもしれないけれど、2014年だったかに日本で発売されたそのキャプチャーがマイナーチェンジされて今回試乗記を書く仕事がまわってきたのは、少なくとも私にとってはいいニュース……なのかどうか。
で、悪いニュース。まず、このクルマは変速関係の運転があまり上手ではない。というか、ハッキリ申し上げてヘタである。1.2リッターのガソリン直噴ターボに、トランスミッションはDCT(Dual Clutch Transmissionの頭文字)、ルノー呼称だとEDC(Efficient Dual Clutchの頭文字)……ということで額面的にはイマっぽいけれど、乗った感はむしろガチャコン(シングルクラッチAMT)に近いかもしれない。それも、どちらかというとあまり(かもっと)デキのよろしくないほうの。そのぐらいに思っておいてもらうと、イザ試乗したときビックリしなくて済むでしょう。
具体的な現象としては、たとえば変速のショックやアクセルペダルの操作(低いギアで走っているときにスパッと離すとか)に対するギクシャクが、前後方向やピッチング方向のGフォースの変化というか急変の原因になっている。で、それらによって体が、あるいは頭部が揺さぶられる。...