こう見えて知性派
いよいよ日本に導入された大人の4シーターオープン「シボレー・カマロ コンバーチブル」。大幅に軽量化されたボディーと秀逸なシャシー、そしてモデル史上初となる4気筒ターボエンジンの組み合わせは、スミズミまで考え抜かれた知的な走りを実現していた。
“兄貴分”にも負けないポテンシャルの持ち主
2017年11月に発売された6代目カマロの日本仕様は、ひとまず3車種でのスタートとなった。先日リポートしたV8クーペの「SS」に加えて、いかにも最新国際派っぽい2リッター4気筒ダウンサイジングターボが、クーペとコンバーチブルという2種の車型に搭載される。
ちなみに、米本国での最強カマロは6.2リッターV8スーパーチャージャー(GMでいうところの「LT4」ユニット)を搭載した「ZL1」で、これは日本未導入。もうひとつの日本未導入ユニットである3.6リッターV6を含めると、新型カマロに搭載されるエンジンは計4種あって、ギアボックスも大半のモデルで8段ATと6段MTの両方が選べる。
さらに、本国で最新となる2018年モデルでは、ZL1に調整式ダンパーやフルエアロキットを追加した「1LEエクストリームトラックパッケージ」も登場。同車は独ニュルブルクリンクでの公式タイムアタックも実施しており、そのタイムは7分16秒04(!)だった。
この記録は同じLT4を積む「シボレー・コルベットZ06」のそれとさほど変わらない。現行Z06のニュルタイムは公式発表されていないのだが、Z06は「2015年のコース改修直前に7分08秒台を出した」との情報が出回っているほか、昨年にはドイツのメディアが12秒台をたたいている。あのニュルで数秒差……なら、実質的にはほぼ同タイム(?)といっていい。
話がずいぶんと横道にそれてしまったが、今回の主役は、新型カマロの基準車ともいえる2リッターターボだ。このエンジンはすでに「キャデラックATS」や「CTS」でおなじみのアレだが、それはともかく、4気筒を積むのは今回がカマロ史上初だという。
ちなみに、カマロの宿敵である「フォード・マスタング」も現行型で2.3リッター4気筒エコブーストを積む。ただ、マスタングは以前にも4気筒を用意していた時期があり、当時の排気量も2.3リッター。マスタングでは4気筒は意外に歴史があるのだ。...