「毎日片道1時間かけて満員電車に揺られ、帰宅する頃にはクタクタ」「出社回帰の動きで、またしんどい通勤生活が戻ってきた」……。そんな風に、日々の長時間の通勤にストレスを感じていませんか? 実は、長距離通勤がもたらす影響は、単に「本人が疲れる」という個人的な問題だけに留まりません。話題の書籍『働き方の科学』では、長距離通勤にまつわる「不都合な真実」を紹介しています。(構成/ダイヤモンド社・上村晃大)
長距離通勤がもたらす、もう一つの「罠」
片道40分以上の長距離通勤をしている人は、そうでない人と比べて離婚するリスクが40%も高いという衝撃的な研究を、こちらの記事「通勤に片道40分以上かかる人」がしらずしらずに陥っている「家庭の罠」でご紹介しました。
しかも、悪影響はそれだけではありません。話題の書籍『働き方の科学』によれば、長距離通勤はメンタルヘルスにも悪影響があることを明らかにした研究があるそうです。
往復1時間以上の通勤で「抑うつリスク」が16%上昇
なんと、抑うつのリスクがかなり高いことがわかりました。さらに、特にリスクが高い人の特徴も明らかにしています。
特に危険な「40代の未婚男性」と「20代の育児中女性」
残業が多い40代未婚男性と、育児中のシフト勤務の20代女性は特に抑うつのリスクが高いという結果だったそうです。
毎日の通勤にここまでの悪影響があるというのですから、この研究が「出社回帰」をめぐる議論に一石を投じるかもしれません。