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「現状維持」で満足する仕事ができない人が見落としている「問題解決」の真の意味


「これらを使いこなせれば、MBAで学習する課題の8割以上に対応できる」
そう謳うのが、書籍『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(ダイヤモンド社)だ。この本は、国内で圧倒的なシェアを占める日本No.1のビジネススクールであるグロービスが、授業やコンサルティングの現場で定番となっている「有名フレームワークTop100」を厳選し、使いやすさを重視して図解したビジネス書である。
ビジネスの定石であり先人の貴重な知恵であるフレームワークを使いこなせれば、それだけでビジネスパーソンの生産性は何倍にも上がるという。
この記事では、そんな同書から一部を抜粋・編集し、あらゆるビジネスパーソンにとって強力な武器となるフレームワークの重要性について紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・上村晃大)

マイナスをゼロにするだけが「問題」ではない

ビジネスの現場において、「問題解決」という言葉は日常的に使われます。しかし、仕事ができない人や現状維持で満足してしまう人は、この言葉の意味を非常に狭く捉えています。

クレームが起きたら謝罪して終わらせる。ミスが発覚したら修正して終わらせる。たしかにそれも必要な仕事ですが、それだけでは足りません。

ビジネスにおける「問題解決」の真の定義について、『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』では次のように解説されています。

問題解決というと、何か好ましくない状態が生じ、それを元に戻すことを想定される人も多いかもしれません。機械が故障したのでそれを修理する、あるいは病気になったので治療をし、健康体に戻るなどです。
もちろんこれも問題解決の重要な一部を占めますが、ビジネスにおける問題解決は、より広義に設定するのが一般です。つまり、本来期待する姿、すなわちあるべき姿(ありたい姿とも言います)と現実を比較し、そこにギャップがあるのであれば、それを埋めることも問題解決に含めるのです(図表1)。好ましくない状況と平常状態のギャップを顕在型問題、あるべき姿と現状のギャップを潜在型問題ということもあります。

――『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(p24〜25)より

つまり、マイナスをゼロに戻すこと(顕在型問題の解決)だけでなく、今のゼロの状態から「あるべき姿」というプラスに向けてギャップを埋めること(潜在型問題の解決)こそが、ビジネスにおける真の問題解決なのです。

組織を伸ばす「あるべき姿」の条件

では、その「あるべき姿」はどのように設定すればよいのでしょうか。

「売上を100倍にする」といった非現実的な夢を語るだけでは、人は動きません。『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』には、こう続きます。

現状に満足せず、常に「あるべき姿」とのギャップを見つけ出し、それを埋める行動を起こしていきましょう。

(本稿は、『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』の内容をもとに構成したオリジナル記事です)

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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