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ポルシェ911タルガ4 GTS(4WD/7AT)【試乗記】


シリーズきってのエンターテイナー

複雑で精緻なオープンルーフ機構と、450psの高出力エンジンを備えた「ポルシェ911タルガ4 GTS」。ルックスと走りの両方で他のモデルとの違いを主張するこのクルマは、ポルシェ911シリーズの中でも最高のエンターテイナーだった。

911伝統のボディータイプ

馬車の時代から馬なしエンジン付き車両に進化した時代のクルマは、オープントップが当たり前だった。しかし、21世紀の今どきでは、屋根が開くだけでそのクルマはもうエンターテイナーなのである。それは「スポーツ」をウリにするポルシェとて同じである。

「タルガフローリオ」から名称をもらった「クーペ」と「カブリオレ」の中間モデル「タルガ」は、登場当時の歴史をさかのぼればデタッチャブル式のルーフが特徴で、当時はセミコンバーチブルなどとも呼ばれた。屋根を付ければクーペとほぼ変わらないスタイリング、しかしオープンエアモータリングの醍醐味(だいごみ)は十分に味わえるところから北米市場では人気も不動で、そうしたマーケティングからもポルシェはこのタルガを綿々と進化させ続けてきた。

大きなガラスルーフと911唯一のリアガラスハッチが特徴だった「タイプ997」のタルガから(これはこれで実用性の面からも話題満載であり、一部に熱心なマニアがいるのも確か)、原点回帰ともいうべき太いBピラーと湾曲したリアガラスデザイン、そして独特の凝ったルーフシステムを採用するようになったのは、「タイプ991」こと現行モデルからである。

ちなみに、ルーフ脱着式の屋根をつい「タルガトップ」と称することがあるが、それはいわゆる電子ピアノを「エレクトーン」と呼ぶのに等しく、もともとは911タルガの車名に由来した呼称だ。それゆえ、他メーカーは一度たりとも自社のデタッチャブル式ルーフを「タルガトップ」とは呼んでいない。(例えばフェラーリでは「GTS」であり、「シボレー・コルベット」はそのまま「デタッチャブルトップ」という)...

提供元:webCG

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