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いま新車で買える輸入車のなかから、家族みんなでハッピーになれる一台を選ぶとしたら? 早春恒例、旬のクルマがずらりと並ぶプレス向け試乗会から、webCGスタッフが一押しの3モデルを紹介する。
プレミアムファミリーカー ディフェンダー130アウトバウンド
筆者は現在4人家族。幼子2人に妻、そして時折ジジババや友人が加わることを想定すると、クルマ選びはまず「3列シートのヤツ」となる。しかし! 現実的に、乗り降りが楽でみんながちゃんと座れる多人数車なんて、そこそこ大きなミニバンくらいのもの。それも満乗車となれば、今度は荷物の置き場が気になってくる。ならいっそのこと、5人乗りのクルマと付き合おう。積載性にも優れた一台と……。
そんな思いで出かけたJAIA輸入車試乗会の会場に、「ディフェンダー130アウトバウンド」はいた。人気の本格オフローダー、ディフェンダーの3列シート車をベースに、その3列目をあえて外した5人乗り仕様だ。さて、理想のファミリーカーとなるか?
小山のように大きく、そして長い130アウトバウンドだが、3020mmのホイールベースはディフェンダーのスタンダードモデル「110」と変わらない。つまり、110の後輪より後ろが伸びている。それだけに荷室の広さは圧倒的で、5人乗車時のフロアは実測で幅120cm×奥行き128cm〜145cm(後席の位置で変わる)。ダイニングテーブルを飲み込みそうな……といえば、サイズ感が伝わるだろうか。わが家の場合、後席はチャイルドシート固定になるけれど、いざ2列目を倒したなら荷室の奥行きは2mを超える。
子どもを含め、後席の乗員はどう感じるのか? 広いのはもちろん、大きなサンルーフもあって開放的なのがいい。おまけに運転席と助手席との間隔が広いから、前後席間でのコミュニケーションもとりやすい。その点このクルマは、ファミリーカー向きだなぁと思う。
ドライバーも驚くほどストレスフリーだ。ずうたいがデカいとはいえ、よじ登るように運転席に乗り込むなんてことはないし、いざおさまってみると適度なタイト感があって、操作系も使いやすい。見晴らしヨシ。見切りもヨシ。自車周辺の様子を3D映像で見せてくれる機能まであって、大きくても扱いにくいなんてことはない。
走りだせば、2.5tの重量を感じさせない余裕のピックアップに驚かされる。同乗した誰もが「これ、本当にディーゼル?」と言うほど静かで洗練されてもいる。タフなヤツだとばかり思っていたら、ため息が出るほどのプレミアムSUVだ。プレミアムなお値段にも、ため息が出てしまうけれど。
【スペック】 ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5275×1995×1970mm/ホイールベース:3020mm/車重:2610kg/駆動方式:4WD/エンジン:3リッター直6 DOHC 24バルブ ディーゼル ターボ(エンジン最高出力:300PS/4000rpm、エンジン最大トルク:650N・m/1500-2500rpm、モーター最高出力:18PS/5000rpm、モーター最大トルク:42N・m/2000rpm)/トランスミッション:8段AT/燃費:9.9km/リッター(WLTCモード)/価格:1196万円...