向き不向きがある
「レクサスUX」がマイナーチェンジを受けた。スポット溶接を増し打ちするなどしてボディー剛性を強化したというから、なかなか大規模な内容だ。ハイブリッド車のスポーティーグレード「UX250h“Fスポーツ”」の仕上がりをリポートする。
レクサスの売れ筋
2018年のジュネーブモーターショーでお披露目された後、同年末に日本を皮切りに発売されたコンパクトSUVがUXである。レクサス自身は単にクーペSUVと呼ばれるのを嫌って、「クリエイティブ・アーバン・エクスプローラー」なる名称で、ハッチバックとSUVの良いとこ取りを狙った意欲的なクロスオーバーであると主張していたが、まあ世間的にはやはり背の高さを抑えた、おしゃれでクールなSUVと見るのが常識的な線である。ようやくレクサスに待望のコンパクトSUVが加わったとして、鳴り物入りのデビューだったが、その後は正直言ってあまり目立たなかった。もっともグローバルでは2022年5月までに80以上の国と地域で約25万台を販売したというからまずまずの成績といえるのだろう(そのうち約8割が電動車という)。
繰り返しになるが、もともとレクサスの主戦場は米国と中国であり、 例えば2021年の世界販売台数76万台に対して国内販売は5.1万台にとどまる(北米と中国で全体の7割以上を占める)。そのなかでUXは国内で8000台強を売ってレクサスブランド一番の売れ筋ではあるが、もうひとつ物足りないのは否めない。...