驚異の一体感
最新世代の「メルセデス・ベンツCクラス」に、メルセデスAMGの手になる高性能モデル「AMG C43 4MATIC」が登場。「F1由来のテクノロジーでパフォーマンスを高めた」という走りの質は? 欧州はフランスの道で確かめた。
注目すべきはターボチャージャー
トルコ航空で羽田をたち、イスタンブールでの乗り継ぎを経てたどり着いたバーゼル空港でフランス側に入国。そこからさらにクルマで30〜40分ほど揺られて到着したフランス東部の街コルマールが、今回メルセデスAMGが開催した2台のクルマの国際試乗会の舞台だった。
この街はメルセデスAMGの本拠アファルターバッハからクルマで3時間ほどとさほど遠くなく、その意味ではここを選んだのも理解できないわけではなかったが、一方でフランスの一般道となれば超高速域を試せるわけではない。今回の車種で見てほしいのは、きっとそういうところではないのだろうな……。そんなことを思いながら、まずステアリングを握ることとなったのが、新しいメルセデスAMG C43 4MATICである。
先代C43 4MATICは、メルセデスAMGの市場規模拡大に大きな役割を果たした存在だった。エンジンこそ「One man - One Engine」のものではなく、それ故に当初は「メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC」を名乗っていたが、車名変更とともにメルセデスAMGのラインナップに組み込まれると、そのブランド性に加えて3リッターV型6気筒ツインターボエンジンがもたらす十分な動力性能と高い日常性能の両立などにより、高い人気を獲得するに至ったのだ。
それ故に、ブランドにとってますます重要な存在となっている新型C43 4MATICの一番の注目点はエンジンである。新たに搭載されたのは2リッター直列4気筒ターボユニット。そう聞くとガッカリするファンも多いに違いないが、実はこれ、単なるダウンサイジングユニットではなく、量産車初採用の電動・排気ターボチャージャーを組み合わせたエンジンなのである。...