新章の幕開け
卓越したパフォーマンスと高い環境性能の両立が図られた、マクラーレンの次世代型スーパースポーツ「アルトゥーラ」。新開発のハイブリッドシステムが実現する走りとはどのようなものか、スペインで試乗して確かめた。
これまでのとは違う
マクラーレン・アルトゥーラは、カーボンモノコック、エンジン、ギアボックス、サスペンション、さらには電気系プラットフォームにいたるまで、すべてを新設計したスーパースポーツカーで、彼らはこれを「マクラーレン・オートモーティブの第2章が始まったことを告げるモデル」と位置づけている。
現在につながるマクラーレン・オートモーティブが2010年に「12C」(当時は「MP4-12C」と呼ばれていた)とともにスタートを切ったことはご存じのとおり。この12Cはカーボンモノコック、3.8リッターV8ツインターボエンジン、7段DCT、前後ダブルウイッシュボーンサスペンション+マクラーレン独自のアクティブサスペンションシステムなどで構成された、極めて先進的でレーシングカーに近い成り立ちのスーパースポーツカーだった。
その後、同社は「P1」「650S」「540C/570S」「720S」「セナ」「スピードテール」「GT」などをリリースしたが、いずれも12Cの基本コンポーネンツをモディファイすることで、それぞれのポジショニングにマッチしたモデルを生み出してきた。つまり、少し乱暴な言い方をすれば、これまでのマクラーレン・ロードカーはいずれも12Cファミリーとしてひとくくりにすることができたのだ。...