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トヨタRAV4 PHVブラックトーン/三菱アウトランダーP(後編)【試乗記】


未来はひとつじゃない

「トヨタRAV4 PHV」と「三菱アウトランダー」、2台のプラグインハイブリッド車を徹底比較する。後編ではアウトランダーに注目。長年にわたって車両運動統合制御システムと4WDにこだわってきた、三菱ならではの走りの楽しさをリポートする。

モーター走行が基本

アウトランダーもRAV4 PHVと同様に発進はモーター駆動である。というより、普通に街乗りしていればモーターで走行することがほとんどだ。複雑な制御でエンジンとモーターを協調させるRAV4 PHVのシステムとは異なり、アウトランダーはモーター走行が基本になっている。エンジンの主たる役割は発電なのだ。ボディー側面の「PLUG-IN HYBRID EV」のバッジのEVの部分が目立つようになっているのは、ゆえなきことではない。

バッテリー容量は13.8kWhだった先代モデルから20kWhにアップしていて、18.1kWhのRAV4 PHVを上回る。EV走行換算距離は若干及ばないものの、83kmと十分な数値だ(RAV4 PHVは95km)。日常の使用では、ほぼガソリンを使わないだろう。前後にモーターを装備するのはRAV4 PHVと同様で、フロントが85kW(116PS)、リアが100kW(136PS)。後輪を積極的に駆動させる配置である。エネルギーフローモニターを見ていると、多くの場面でバッテリーから前後両方のモーターに電力が供給されている様子が分かる。

発電のためにエンジンが始動しても車内では甲高いモーター音が大きく聞こえていて、電気自動車感が強い。運転していてエンジンの存在をあまり感じなかった。強い負荷をかけた場合にはエンジンも駆動に貢献するが、シリーズハイブリッドの「日産ノート」に近い運転感覚だ。静粛性も高いはずなのだが、タイヤの特性なのかロードノイズが大きめなのが気になった。停車して外に出るとエンジンルームからはにぎやかな音が聞こえる。システムが何やら複雑な仕事をしているようで、電気が主役であることをひしひしと感じる。

走行モードは全7種類。センターコンソールのダイヤルスイッチで選ぶ。通常は「ノーマル」「エコ」「パワー」を使い分ければいい。オフロード走行用に「グラベル」「スノー」「マッド」というモードも用意されている。RAV4 PHVに比べて路面状況に対する選択肢が広い。...

提供元:webCG

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