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ヒョンデ・ネッソ(FWD)【試乗記】


意気込みは十分

2009年12月以来の日本市場再進出を果たした韓国のヒョンデ。当時はヒュンダイと名乗っていたが、変わったのはブランド名だけでなく、あの頃と今とではクルマの仕上がりもまるで別物に進化している。燃料電池自動車の「ネッソ」に試乗した。

業界の流れの最先端

ヒョンデの年間の世界販売台数は700万台規模。これは1000万台規模のトヨタ、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズに次ぐ、日産・ルノー・三菱やステランティス並みの勢力だ。もう十分世界で戦えているヒョンデが、うまくいってもせいぜい年間数万台増やせるだけの日本市場に再参入する理由がよく分からない。わざわざ右ハンドルを用意するだけでなく、ウインカーレバーを右に付け替えるまでして。

電気自動車(EV)やFCVも、ディーラーを展開しないオンライン販売やサブスクリプションサービスも、これから“来る”といわれているものだが、国産メーカーも既存のインポーターもまだ手探りの状態、いわばブルーオーシャンだ。期待されつつまだどこも目覚ましい成功を収めていないこの分野なら勝機あり、少なくとも実験にはなると考えたのかもしれない。

ただし成功したらヒョンデの商品や販売手法が優れていたと分かるが、うまくいかなかった場合、商品や販売手法がまずかったのか、単に日本人の偏見によるものなのかが分からないのではないか。切り分けられる分析手法があるのだろうか。その点に興味が湧く。料理、エンタメ、スマホは、政治的対立を乗り越え、あるいはそれとは関係なく受け入れられている。そろそろクルマもほかの輸入ブランド程度に受け入れられても不思議はない。

では商品としての実力はいかほどのものなのか。今回はFCVのヒョンデ・ネッソを試乗した。待ち合わせ場所の箱根・芦ノ湖スカイラインでご対面。同時に発表された「アイオニック5」ほど斬新なルックスではなく、どこかの新しいハッチバックだなという印象。品質は高く、内外装のどこにも安っぽさはない。...

提供元:webCG

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