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ヒョンデ・アイオニック5ラウンジ(RWD)【試乗記】


BTSに続け!

12年ぶりに日本市場にカムバックした、韓国ブランドのヒョンデ。その未来を担う100%電気自動車の「アイオニック5」とはどんなクルマなのか? 乗り味からバッテリーの持続性まで、400kmほどの試乗を通してチェックした。

退路を断っての再上陸

ヒョンデが日本でクルマの販売を始めたのは2001年。当時はヒュンダイと表記していた。近くて遠い国と言われていた韓国との新しい関係性が生まれるきっかけとなることが期待されたが、売れ行きは伸び悩んでインパクトを与えることはできなかった。クルマより大きな驚きをもたらしたのは、2003年から日本で放映が始まったドラマ『冬のソナタ』である。ヨン様の熱狂的なファンが激増して大ヒット。韓流(はんりゅう)という言葉が生まれ、韓国文化は親しみ深いものとなっていった。

2009年に撤退してから、十分に力をためての再上陸である。EVのアイオニック5と燃料電池車「ネッソ」の2車種に絞ったところに、前回とは違う深謀遠慮がうかがえる。安さをウリにするのではなく、未来志向であることを明確にした。大胆な戦略で、吉と出るか凶と出るかはわからない。これから日本で電動化がどのくらいのスピードで進むかは不明なのだ。退路を断っているところに、覚悟と意気込みが感じられる。

写真で見て思い切ったデザインなのは知っていたけれど、いざアイオニック5と対面してみるとなんだか現実感がない。幾何学的なフォルムは、周りの風景から浮き上がって見える。直線で構成されており、キャラクターラインすら真っすぐな線だ。前後と側面には細いストライプがアクセントとして添えられ、ランプには小さな四角のパラメトリックピクセルがあしらわれている。ピクセル自体はビデオゲーム草創期のイメージが強いから、少しレトロな印象を与える効果もある。懐かしい未来という感じだ。

意外だったのは大きさである。もっとコンパクトだと思い込んでいた。全長×全幅=4635×1890mmという立派な体躯(たいく)で、クロスオーバーSUVだから全高も1645mmで立体駐車場には入らない。車重が1990kgなのは、72.6kWhという大容量のバッテリーを積んでいるから。そのおかげで走行距離はWLTCモードで618kmを確保している。もちろんそれはカタログ上の数値で、受け取った時は充電が89%で航続可能距離は348kmだった。...

提供元:webCG

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