使えるポルシェ
デビューから8年以上がたち、ポルシェのトップセラーとなったSUV「マカン」。そんな人気もたゆまぬ改良あってのものに違いないが、最新のマイナーチェンジモデルの仕上がりはどうか? ベーシックモデルに試乗して確かめた。
「911」っぽいのがいい
「マカンはカッコいいなぁ」と、昔から思っていた。昔というと昔話みたいだが、登場したころの話である。いったいいつ出たのか調べてみたら、日本では2014年4月。つまり8年前だ。まあまあ昔のことですね。
なぜマカンはカッコいいのか。それは、ポルシェのSUVの元祖であり代表である「カイエン」と比べての話だ。マカンはカイエンよりだいぶサイズが小さいので、ぐっと引き締まって見える。全高もだいぶ低く、一瞬SUVではないようにすら見える。ちなみに全高は1621mm。もうちょっと頑張れば立体駐車場に入るくらい低い。これはもう現代では車高が低い部類に入る。なにしろ「スズキ・ワゴンR」より低いのだから。
コンパクトで車高が低いマカンは、それだけ「911」に近いルックスを持っている。極論すれば、911の車高を持ち上げて5ドアにすればマカンができあがる。だからマカンはカッコいい。どうやっても911には見えないカイエンよりカッコいいのである。「ポルシェ=911」というイメージの抜けない中高年をお許しください。
しかし私は、マカンに真剣に興味を持ったことがなかった。カッコいいなぁとは思ってはいたが、欲しいとはコレッポッチも思ったことがない。
よって、ベースグレードのエンジンが2リッター4気筒であることも知らなかった。8年間知らなかったのだ! こんな仕事をしていて、われながら「げえっ!」と思いました。
つまり、マカンのベースグレードに乗るのは、これが初めてである。せっかく2021年のマイナーチェンジでエンジンの改良を受け、最高出力が26PSアップの265PSになったのに、その変化がわからない。読者さまと編集部に対して申し訳ない。ごめんなさい。...