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ハスクバーナ・ノーデン901(6MT)【試乗記】


北欧からの風

ハスクバーナから新型アドベンチャー「Norden(ノーデン)901」が登場。北欧発祥のバイクブランドが放つニューモデルは、荒々しいライバルとは一線を画す落ち着いたスタイリングと、マルチパーパスモデルとしての本格的なスペックを併せ持つ一台に仕上がっていた。

燃料タンクの位置にみる独自性

シート高は854mmと874mmの2段階で切り替えることができる……のだが、低いほうにセットしたところで、足つきがいいとはもちろん言えない。身長174cmの筆者がまたがるとツマ先で体と車体を支えることになり、170cmを切るライダーなら、サイドスタンドを払う際にコツや勢いを必要とする。

とはいえ、それがプレッシャーになるかといえば、意外とそうでもない。なぜなら軽いからだ。スペック上の車重は、204kgと発表されている。これは燃料なしの半乾燥状態ゆえ、容量19リッターの燃料タンクを満タンにすれば、220kg弱といったところ。この数値自体は特別軽量ではないものの、車体を直立させる時はスッと起き、押して歩く時もそのままスルスルッと転がすことができる。

最大の要因は、燃料タンクの搭載位置にある。給油口こそ一般的な場所に設けられているが、そこから入ったガソリンは車体の左右、そして下部に振り分けてためられる。重心が低いところにとどまり、ガソリンが満タンの時も、少なくなった状態でも、バランスがあまり変わらない。重量物が車体上部にないため、取り回しや低速走行時の手応えは軽く、ギャップを拾ってもすぐに収束してくれるというわけだ。

これはダルマをイメージしてもらうと分かりやすい。ダルマの頭頂部は軽いため、少ない力で揺することができるが、その揺れ幅が大きくなるとどっしりとした下半身がストッパーになって、動きを抑制する。これとほぼ同じ理屈が再現されているのが、ハスクバーナの新型アドベンチャー、ノーデン901(以下、ノーデン)である。

ノーデンは2019年のEICMA(ミラノショー)において、プロトタイプが披露された。それからおよそ2年半がたち、先ごろ日本へと上陸。この3月から順次デリバリーが始まる予定だ。...

提供元:webCG

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