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ダイハツ・アトレーRS(4WD/CVT)【試乗記】


魂は荷室に宿る

ダイハツの軽ワンボックス「ハイゼット/アトレー」がフルモデルチェンジ。従来型からすべてが新しくなった新型は、どのような進化を遂げ、ライバルに対してどのようなアドバンテージを得たのか? 個人ユースを想定したアトレーに試乗して確かめた。

17年ぶりにすべてを刷新

ダイハツはこの2022年1月20日、アトレーを含む新型ハイゼットシリーズの発売1カ月時点での受注状況を発表した。「ハイゼット カーゴ」の受注台数は約1万3000台で月販目標の2.3倍、同「トラック」は約2万1000台で2.5倍だったそうだ。とくに好調なのがアトレーで、受注は約8000台だが月販目標が1000台と少ないので、対目標では8倍となる。

いずれにしても、軽商用車にはいま追い風が吹いている。ネット通販やデリバリー市場がもともと勢いがあったことに加え、いわずとしれた新型コロナで、軽バンによる小口配達の需要は増えるいっぽうだからだ。同時に、すでに軽バンを使っている法人も人手不足の影響で「1台あたりもっとたくさん積めるクルマを!」と、買い替えに積極的らしい。

ダイハツの軽ワンボックスは、じつに17年ぶりのフルモデルチェンジである。厳密には、先代にあたる「アトレーワゴン」は従来型ハイゼット カーゴより約半年遅れての発売だったので“16年半ぶり”だが、いずれにしても超長寿モデルだった。

そういうこともあって、ハイゼット カーゴとアトレーは、エンジン以外はほぼすべてが新しい。キャブオーバーレイアウトは変わりないが、荷室サイズは長さで55mm、幅で35mm、高さで15mm、それぞれ拡大。これらの数字は、先代では2015年発売の「スズキ・エブリイ」にすべて負けていたのだが、このモデルチェンジで全科目逆転に成功した。

しかもそうしたカタログ値だけでなく、スライドドアの内張りや後席シートベルトによる凹凸をほぼなくし、アレンジ用の荷室ナットも数を倍増させるなど、リアルな積載能力に関するところにも多くの工夫が見られる。リアゲートを開いて観察すれば、フロアの縁は“すりきりいっぱい”どころか“表面張力?”といいたくなるほど、開口部ギリッギリまで伸ばされていて驚く。1mm単位どころか0.5mm単位? ……と思えるほどの、涙ぐましい努力だ。...

提供元:webCG

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