ライオン印のグランドツアラー
ディーゼルの本場フランスのプジョーが日本に導入したクリーンディーゼルモデル「308SW GT BlueHDi」で、東京から名古屋までのロングツーリングを実施。往復735kmの道のりで見えてきた、このクルマの魅力と欠点とは?
ディーゼルでブランド改革
プジョーのブランド改革が進行中だ。1つ目の戦略は「2008」「3008」「5008」といった「00」モデルを拡充し、SUV路線を推し進めること。もう1つはクリーンディーゼルエンジンの導入だ。「BlueHDi」と名付けられた新型ディーゼルエンジン搭載モデルが、昨年(2016年)の7月から日本に導入されている。
1.6リッターと2リッターの2種類があり、「308」と「508」に搭載されている。今回試乗したのは、2リッターエンジンを積む「308SW GT BlueHDi」だ。最高出力180ps、最大トルク400Nmの強力なパワーユニットは、環境性能も高いという。プジョーといえば軽快なコンパクトカーという従来のイメージから脱却するために、クリーンディーゼルエンジンは重要なアピールポイントとなる。
最近のディーゼルエンジンの常で、アイドリング状態では運転席に侵入するノイズは薄い。ただ、外で聞くとディーゼルらしい音が響く。それでも給油に立ち寄ったガソリンスタンドの店員は気づかなかったようで、「ハイオクですか?」と尋ねてきた。オシャレなフランス車がディーゼルだとは思ってもみなかった、ということなのだろうか。
たまたま名古屋まで取材に行く用があり、往復にこのクルマを使った。経路のほとんどが高速道路ということになる。ディーゼルのメリットが最大に生かされるコース設定でのテストになった。...