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ジープ・グランドチェロキーLリミテッド(4WD/8AT)【試乗記】


強くて大きなアメリカン

ジープの旗艦「グランドチェロキー」がフルモデルチェンジ。5代目となる新型では3列シートを採用したほか、厳選した素材と最新のテクノロジーを惜しみなく投入し、アメリカンプレミアムSUVとしてこれまでよりも一段上の領域を狙っている。果たしてその仕上がりは?

エレガントからワイルドへ

威風堂々、豪壮至極、雄渾(ゆうこん)無比。思わず四文字熟語を並べたくなるほどの貫禄である。アメリカンSUVはかくあるべしというプライドを感じる。10年ぶりにフルモデルチェンジを受けたグランドチェロキーは、威厳と品格をまとった姿で登場した。デザインのモチーフになったのは、1963年にデビューしたフルサイズSUVの初代「ワゴニア」だという。ワゴニア自体も2021年に復活が発表されており、ジープブランドはアメリカンプレミアムSUVの元祖としての立ち位置をあらためて訴えかけようとしているようだ。

まず日本に導入されるのは「グランドチェロキーL」。ロングボディーの3列シートモデルである。グレードは2種類。2+3+2のベンチシートで7人乗りの「リミテッド」と、2列目が2座のキャプテンシートになる6人乗りの「サミット リザーブ」だ。ショートボディーの2列シートモデルは、まだラインナップされていない。

全長は5200mmで、ホイールベースは3090mm。先代(全車が2列シート)より大幅に拡大している。全長が延ばされたことで、雄大なイメージがさらに強調されたかたちだ。ルーフもショルダーラインもほぼ水平で、がっしりした骨格を見せつけている。横から見てはっきりと変わったのはフロントの形状だ。逆スラントノーズが力強さをもたらしていて、従来のエレガントからワイルドへと路線転換したように見える。

グランドチェロキーは1993年に初代モデルが登場し、今回のモデルチェンジで5代目となった。当初はオフロード性能を強く打ち出していたが、3代目モデルでフロントに独立懸架のサスペンションを与え、オンロードの走行性と乗り心地の向上を図った。ヨーロッパのプレミアムSUVに対抗する姿勢を示したのである。新型もその延長線上にあるが、見た目に関しては少しだけ原点回帰した印象だ。...

提供元:webCG

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