底が知れない
富士スピードウェイのレーシングコースで、アウディのフラッグシップBEV 「RS e-tron GT」をテストドライブ。646PSのシステム出力を誇る、電動4WDスポーツモデルの加速性能やハンドリングをチェックした。果たしてサーキットでの印象は?
時代を象徴するスポーツEV
モータースポーツ活動やそうしたシーンへの参戦車両を含む高性能モデルの開発と生産、さらに昨今ではライフスタイル製品のプロデュースなども手がけるのが、アウディ傘下にあるアウディスポーツ社だ。
2016年11月にそれまで用いてきた“クワトロ社”の名前を改めて今日へと至る、そんなブランド謹製のスーパースポーツモデルを一堂に会した「Audi Sport Circuit Test Drive」と銘打たれたイベントが、富士スピードウェイのレーシングコースを舞台に開催されたというのは、すでに速報としてお伝えした「RS 3」のリポートでも触れたとおり。
そこにはフルモデルチェンジを受けて日本で発表されたばかりの新しいRS 3に加え、ステーションワゴンながらも4リッターのV型8気筒ユニットにツインターボを加えたことで、最高600PSの出力と最大800N・mのトルクを発生するという途方もない強心臓を搭載した「RS 6アバント」や、ミドシップレイアウトで2シーターのピュアスポーツモデルとして、現在でもブランド全体のイメージリーダー役を務める「R8」など、そうそうたるメンツが勢ぞろいしていた。
しかし、そうしたなかにあっても異彩を放っていたのが、これからの時代を暗示させ、唯一エンジンを搭載していない「e-tron GT」だ。
というわけで、ここでお伝えするのは「ポルシェ・タイカン」と車体骨格や主なランニングコンポーネンツを共有するe-tron GTの、さらに「RS」という記号が付加される高性能バージョンの印象である。...