すべてが新しい
「Lexus Electrified」を旗印に電動化への道をひた走るレクサス。その次世代モデルの第1弾としてデビューしたのが新型「NX」だ。同ブランド初のプラグインハイブリッド車を中心に、その仕上がりを試してみた。
徹底的に鍛え上げたモノコック
現在のレクサスの販売構成においては、「RX」や「ES」と並ぶセールスのスリートップ。一代にしてその座を確かなものにしたNXが初のフルモデルチェンジを受けた。
レクサスはこのモデルを新しいチャプターの第1弾と位置づけている。プラットフォームは満を持しての完全刷新。パワートレインはレクサス初のPHEVに新開発の4気筒ターボ、多様な四駆の提案や新しい電子プラットフォームによるインフォテインメント環境の完全刷新など、そのトピックは枚挙にいとまがない。というわけで、まずは電動化されたパワートレインを持つ「h」系のモデルにフォーカスしながら新しいNXの素性を2回にわたって掘り起こしてみたいと思う。
プラットフォームはコーポレートでミッドサイズのモデルをカバーする「GA-K」を採用……というところで、察しのいい読者の方々ならピンとくるのではないだろうか。新型NXの骨格の土台となるのは「RAV4」や「ハリアー」で、ホイールベースやトレッドは同じだ。
が、モノコックはフロントまわりでインパネレインフォースからサスタワー、カウル下部、ステアリングコラム周辺などに補強を加え、リアまわりはゲート開口部周縁からサスタワー、フロア部を取り囲む環状構造化するなどの補強を加えている。さらにスポット溶接部のピッチを短くするだけでなく、部位に応じて従来のレーザースクリューウェルディングに加えて、光線を素材貫通させることで多層溶接時の密着力を高めたレーザーピーニングなどの新たな溶接技術を用いて剛性を強化。ほかにも構造用接着剤の使用範囲拡大や高剛性発泡剤の封入などで、徹底的に車両骨格を鍛え上げている。...