走れ! クルマ好き
TRD、NISMO、STI、無限と、メーカー直系のワークスチューナーが合同試乗会を開催! まずはTRDが持参した2台のラリーカーと、NISMOの用品を装着した「スカイライン400R」「ノート オーラNISMO」の走りを紹介しよう。
国内のラリーシーンをもっと盛り上げるために
TRDが今回持ち込んだのは、2台のラリーカー。小さいほうは「TRD CUP-SPECダンパー」を装着した「トヨタ・ヤリス」で、大きいほうは「TFDR」(Tatts Finke Desert Race:オーストラリア・ノーザンテリトリー州アリススプリングスからアプチュラまでの砂漠を、2日間かけて走るオフロードレース)のEX4クラスで優勝した「トヨタ・ハイラックス」である。
いつもの合同試乗会とは異なり、コンプリートカーでも用品装着車でもない2台の“競技車両”を持ち込んだことについて、TRDの柏村勝敏氏(TRD事業本部 第2MS事業室 室長)は、これらのラリーカーやパーツを紹介するのではなく、ラリーの世界観を伝えるのが目的だと語った。
このヤリスで競われる国内ラリー「TRD RALLY CUP」は、入門カテゴリーのひとつ上に位置しており、足まわりと安全装備を除いて車両は無改造。グラベルとターマックを共用できるTRDのワンメイクサス(先述のTRD CUP-SPECダンパーである)を装着することで、参戦コストを抑えながらセッティング技術が学べるよう考えられている。ちなみに、タイヤ&ホイールは入門カテゴリーのひとつである「TGRラリーチャレンジ」と共通だ。
その狙いは、ラリーにおける新陳代謝とでも言おうか。というのも、国内ラリーの現状はTGRチャレンジなどとJAF地方選手権との“開き”が大きく、入門カテゴリーから上へステップアップする参加者が少ない。せっかくの初心者向けのラリーで、ベテランが走り続けてしまっているのだ。そこでTRDは、両者の間を埋めるカテゴリーとして、サスペンションを付け替えるだけで参加できるTRD RALLY CUPを提案。日本における「ラリーのしくみづくり」を応援しようというのである。...