T印良品かっ!
発売以来セールス好調と伝えられるトヨタのSUV「カローラ クロス」だが、どこがそんなにすごいのだろうか? ハイブリッドの4WD車に乗ってみると、なるほど、このメーカーでなければ成し得ない商品力の高さがみえてきた。
デカさ際立つカローラ
トヨタの広報車デポで初めて見た実物のカローラ クロスは、デッカかった。隣に新型「ランドクルーザー」が白い巨体を休めていたが、それと比べてもそんなに貫禄負けしていない。
カローラ クロスは内容的に「C-HR」と近似性が高いが、ボディーはひとまわり大きい。全長は10cm長く、全高は7cm高い。
同じホイールベースのSUVでも、アバンギャルドなクーペルックのC-HRとはまったく違うものにつくり分けている。実用的に見えて、奇をてらったところがない。「みんなのカローラ」ならぬ、「みんなのSUV」といった印象のデザインだ。
パワートレインは1.8リッターガソリンと1.8リッターハイブリッドのふたつ。これまでの受注ではハイブリッドが8割以上を占めるというが、品ぞろえもハイブリッドのほうが豊富である。純ガソリンモデルは2WDのみだが、ハイブリッドにはE-Fourも用意される。C-HRハイブリッドにはない4WDだ。
今回、試乗したのは、ハイブリッドの中間グレード「S」のE-Four(295万9000円)である。同じカローラファミリーでカローラ クロスが最も競合しそうなのは「ツーリング」だろう。東京オリンピックの自転車ロードレースで、全チームのサポートカーとして活躍したステーションワゴンだ。ちなみにツーリングのハイブリッドS(E-Four)との価格差は小さく、17万円ほどだ。...