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トヨタ・ランドクルーザーZX(4WD/10AT)【試乗記】


誰だって欲しくなる

長い長い納期が伝えられる「トヨタ・ランドクルーザー」だが、クルマドロボーからの熱視線も受けているのはご承知の通り。最上級グレード「ZX」(ガソリンエンジン車)の試乗インプレッションとともに、防犯上の最重要ポイントを報告する。

4代変わらぬ車軸間距離

webCG編集部に試乗用のトヨタ・ランドクルーザーZXを受け取りに行って、笑ってしまった。駐車場で待っていると、スタッフの人が「トヨタから使うように言われているんです」と、いずれも派手な色調にペイントされた黄色いタイヤロックと真っ赤なハンドルロックを抱えて現れたから。

さすがはクルマドロボーに狙われるクルマ「ナンバーワン!」である。ただでさえ納期の長さが話題になっている300系こと新型ランドクルーザーだから、「何かあったらタマラン」と、トヨタの車両管理チームも真剣なのだろう。

もちろん開発陣とて手をこまねいていたわけではない。ニューモデルには、スターターボタンに指紋認証システムを組み込むという防犯対策が施された。指紋は7人まで登録可能だから通常の使用なら十分なはずだが、不特定多数の人がステアリングホイールを握る試乗用車両ではカバーしきれない。そこで、いかつい物理デバイスの登場となったわけだ。

“すべてを越えてゆく”トヨタ・ランドクルーザーが、14年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。新型の車両寸法は、全長×全幅×全高=4985×1980×1925mm。旧型からわずかに拡大したものの、車体の長さは辛うじて5m以内に収まっている。

全体のプロポーションが、昨今のシティー派SUVのように洗練されていない理由は、ボディーが成長しているにもかかわらず、2850mmのホイールベースが、3代前、1980年代末に登場した80系以来変わっていないからだ。ただ、ランクルの場合、それがかえってある種の「すごみ」を感じさせる。不変の車軸間距離は「『オフロードに最適』と経験則から導き出された数値だから」。そんな説明が有無を言わさぬ説得力を持つ。トヨタ・ランドクルーザーは1951年の登場以来、世界170以上の国と地域で累計1060万台を販売した実績を持つのだ。...

提供元:webCG

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