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トヨタ・ランドクルーザーGRスポーツ(4WD/10AT)【試乗記】


身も心も揺さぶられる

14年ぶりのフルモデルチェンジでフレームシャシーからすべてが刷新された「トヨタ・ランドクルーザー」。ランクルの本質とされる信頼性と耐久性、悪路走破性は最新装備によってどれだけ強化されているのだろうか。「GRスポーツ」のディーゼルモデルに試乗した。

ワークスラリーのベース車両

トヨタ公式ウェブサイトで新型ランドクルーザー(ランクル300)のページを開くと、いきなり「納期目途に関するご案内」がトップに表示される。それによると「お車をお届けするのに多大な時間を要する見通し」で、今からの注文だと納期は2年以上の見込み、注文済みでも場合によっては2年以上……と書かれている。2年という目安が一応は書かれているが、これは事実上「現時点での納期はまったくの未定」ということだろう。

ランクルの価格や性格から考えて、いきなり大量のバックオーダーを抱えようと、最終組み立てを担当するトヨタ車体としてはいきなり大量生産体制を敷くわけにいかないだろう。先代(ランクル200)の実績では、売り上げ全体の6割が中東向けで、豪州やロシアがそれに続き、日本市場は1割にも満たない。いかに自国市場といえども、貴重なタマをすべて回すわけにもいくまい。

今回の試乗車は新型ランクルで初めて設定された役物スポーツモデルのGRスポーツである。ただ、これは舗装路でゴリゴリにぶっ飛ばすことを想定したものではなく、むしろ正反対。専用部分はすべて砂漠を含む悪路走破性を高めるためのもので、2023年以降のトヨタ車体ワークスのダカールラリー車両も、このGRスポーツがベースになるという。

というわけで、GRスポーツ本来の想定顧客は筋金入りのオフロードマニアであり、ライトな一般顧客層には豪華快適装備満載の「ZX」か、それより装備は少し落ちるが「操舵アクチュエーター付き油圧パワーステアリング」(と、それによる車線維持支援機能)を備えた「VX」あたりが無難だろう。しかし「フロントグリルの“TOYOTA”ロゴに『60』や『80』、『70プラド』といった歴代ランクルの面影を感じ取って、悪路は走らないけど、あえてGRスポーツを選ぶお客さまもいらっしゃるようです」とはトヨタ担当者の弁である。...

提供元:webCG

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