うまくできている
いまや、MINIの基盤といえる「3ドア」以上の人気モデルに成長した「5ドア」。ディーゼルの上級モデル「クーパーSD」をロングドライブに連れ出し、2度目のマイナーチェンジで進化し磨きがかけられた個性と、支持を集めるその理由を探った。
現行MINIの売れ筋モデル
日本でBMW MINIが初めてお披露目されたのは、2001年秋の東京モーターショーである。「新しいMINI」も今年で早20年。古いBMCミニの半分の年齢に達したわけだ。
BMCミニの特徴を捉えて焼き直したデザインを初めて見たとき、こういうレトロデザインはモデルチェンジでどうするのだろうかと思った。でも、なんてことなかった。
2013年以来の現行MINIは英国流に言えばMkIIIに当たるが、イメージは最初から変わらない。中身を変えても、デザインはずっとキープコンセプト。そのため、BMW MINIはいまや日本全国どこへ行ってもいちばんよく見かける外車である。ここ20年間の国内販売台数はトータルで32万台以上を数える。
そのMINIのなかでも3ドア/5ドア/コンバーチブルにこのほどマイナーチェンジが施された。機構的に大きな変更はないが、フロントマスクの表情が変わり、新旧の見分けはつけやすい。試乗したのは5ドアのクーパーSD(車両本体価格427万円)である。
MINIに5ドアが加わったのは、ボディー全幅が全車1.7m超の3ナンバーになった現行3世代目からだが、MINIハッチバックの販売は5ドアが55%と、すでに3ドアを上回っているという。ディーゼルの比率も40%にのぼる。なかでも、5ドアのクーパーSDは現行MINIの売れ筋モデルである。...