YAZAWAはなんて言うかな
トムスから新たなコンプリートカー「TOM’SレクサスLC500コンバーチブル」が登場。レクサスのラグジュアリーオープンを“レーシングテクノロジーで研ぎ澄ませた”とうたう、その実力やいかに!?
開いててヨカッタ
トヨタ系名門レーシングチーム&オフィシャルチューナー、トムスが開発した「レクサスLC500コンバーチブル」ベースのコンプリートカーである。前後オーバーフェンダーとエアロパーツで武装したそのいでたちは、う〜む、プリンセス転じて、もののけ姫という感じでしょうか。こういうのがお好きな方にはたまらん魅力を放っている。
21インチのホイール、前245/40、後ろ275/35という超極太・超偏平タイヤは、レクサスLC500コンバーチブルのオプションにもあるサイズだけれど、全幅が50mm張り出していることにより、ただならぬ雰囲気を醸し出している。正直、このクルマが隣に来たらコワイです。
ただし、そのコワモテな外観はこけおどしではない。「レクサスLC500」(クーペ)で2017年のSUPER GTのチャンピオンを獲得している名門トムスが、レースで培ったテクノロジーをロードカーに転用したものなのだから。
トムスは2018年にLCクーペ用にエアロパーツとサスペンションキットを発売しており、コンバーチブルにもこれらを流用していると思われる。エアロパーツに関してはコンバーチブルのリアはクーペとは形状が異なるため、専用の控えめなスポイラーが装着されている。すべてドライカーボン製なのはレース屋なればこそ、だろう。
量産車だと、ダクトが設けられていても、樹脂でフタがしてある場合があるけれど、トムスのダクトは、前後オーバーフェンダーの後方も含めて、ちゃんと空気が流れるようになっている。流れなければ、リフトを抑えてダウンフォースを発生させることはできないのだから、当然である。
ところが、例えばフェンダーの後ろにダクトがあると、タイヤハウス内側の泥等がボディーを汚してしまい、きれい好きのオーナーさんから嫌われることになる。だから、量産車ではフタを外す/外さない、の選択権を与えている。
という話を某国産スポーツカーの試乗会で小耳にはさみ、以来、ダクトがちゃんと開いているのか、あるいはダクト風のデザインにしているだけなのか、筆者はそれによって、そのクルマのつくり手の本気度を計る目安にしているのですけれど、トムスのダクトはコンビニの往年のCMのように、開いててヨカッタ。...