プレミアムワーゲン
フォルクスワーゲンの5ドアクーペ「アルテオン」から派生した、スタイリッシュなワゴン「アルテオン シューティングブレーク」。そのステアリングを握った筆者は、従来のブランドイメージからは想像できなかった仕上がりに衝撃を受けたのだった。
スタイリッシュなだけじゃない
ゲゲッと、その太巻きずしの海苔(のり)みたいに薄いタイヤサイズにまずは驚愕(きょうがく)した。245というトレッドもさることながら、このクラスにして20インチの35である。すっかり忘れていたけれど、日本仕様のアルテオンは2017年に上陸してからというもの、このウルトラ超偏平タイヤを標準で装着しているのだ
しかし、あらためて見てみると、う〜む、これはいくらなんでもやりすぎでしょう。
と思いつつ走りだしたら、これまたビックリ。平滑な路面、今回試乗した千葉・館山自動車道みたいなところだと、けっこうイケる。イケるどころか、飛ばすほどに快適になる。ああ、これぞ20世紀の夢。アウトバーンの速度無制限区間に合わせたかのような高速セッティングなのだ。フォルクスワーゲンが「グランツーリスモ」と呼ぶのも納得である。
フォルクスワーゲンの旗艦アルテオンは、横置きモデュラープラットフォームのMQBを使った、オシャレな4ドア+リアゲートのクーペである。サイズは「パサート」に近いけれど、パサートよりもワイド&ローで、ホイールベースは45mm長い。
ただスタイリッシュなだけではなくて、室内は大人が後席にもちゃんと乗れる広さが確保されている。おまけに、リアゲートを開けると、大きな荷室が現れる。容量はVDA方式で563リッター。後席の背もたれを倒せば1557リッターに広がる。これはアウディのワゴン「A4アバント」の495リッター/1495リッターと比べると、いかにも広い。
そのアルテオン、本国では2020年に4年目のマイナーチェンジを受けて、内外装をリフレッシュ。内装では従来のアナログのメーターに代わり、フルデジタルメータークラスターが採用されている。エアコンのスイッチもタッチ式に変更。運転支援システムも最新版を標準装備するなど、4年分のアップデートが施されている。...