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スズキ・ワゴンRスマイル ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】


自分色のドライバーズカー

スズキから、リアスライドドアを備えた新しい軽ハイトワゴン「ワゴンRスマイル」が登場。「ワゴンR」と「スペーシア」の間を埋めるニューモデルのターゲットは? ライバルとの違いは? 用意周到な戦略のもとに登場した新型車の仕上がりをリポートする。

周到に準備した自信作

スズキからスライドドアのハイトワゴンが発売されると聞いて、そういえばなかったのか、と思った。もっと前にデビューしていてもよかったはずのモデルである。ワゴンRスマイルは、周到な準備を積み重ねて開発した自信作に違いない。ダイハツが「ムーヴ キャンバス」を発売したのは2016年。背が高すぎないスライドドアワゴンが好評だということはわかっていたのだ。

ワゴンRがデビューしたのは1993年。室内空間の広い軽自動車というパッケージングが人気となり、これまでに480万台以上を売り上げてきた。しかし、今のトレンドはもっと背の高いスーパーハイトワゴンに移行している。1995年に「ムーヴ」でワゴンRに対抗したダイハツが、2007年にさらに背の高い「タント」を投入し、2007年の2代目でスライドドアを採用。2008年にスズキが「パレット」で後を追い、2013年からスペーシアに名称変更した。ヒンジドアのハイトワゴン、スライドドアのスーパーハイトワゴンという図式が確立したのである。

ただ、一度スライドドアの便利さに慣れるとヒンジドアには戻れないようだ。軽乗用車のスライドドア比率は右肩上がりで、2012年には35.3%だったのに、2020年には52.3%と半数を超えている。それでいて背が高すぎるクルマはイヤと考えるユーザーもいる。かわいらしさよりはイカつさが前面に出るし、上屋が揺れる感覚が不安だと感じてしまう。そこにスライドドアのハイトワゴンの需要が生まれるのは必然だった。

チーフエンジニアの高橋正志氏によると、若い人にはスライドドアへの拒否感がないそうだ。子供の頃に乗っていたのがスライドドアのミニバンだったから、むしろこれが普通だと感じているのだという。軽自動車ユーザーの多くを占める女性は、特にスライドドアを好むそうだ。...

提供元:webCG

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