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ホンダ・フィットe:HEVモデューロX(FF)【試乗記】


空気が味方

現行型「ホンダ・フィット」のなかで唯一のスポーツモデルとなる「フィットe:HEVモデューロX」。専用パーツで武装し徹底的なテストで磨き込まれたコンプリートカーは、つくり手の技が光る特別な一台に仕上がっていた。

プロこだわりの一台

「モデューロX」は、ホンダの100%子会社であるホンダアクセスが手がける純正コンプリートカーだ。同社が開発した専用カスタマイズパーツを、ベース車両の量産過程で装着するカタチで生産される。

ホンダアクセスの本業は、ナビやホイールからドアバイザーにフロアマット、そしてエンジンオイルなどの消耗部品を含む純正用品の提供だが、同社の白土清成現社長はもともと、ホンダで初代フィットの車体開発や「Nシリーズ」の開発責任者などを担当した腕利きのエンジニアだった。また、現在モデューロXの開発統括をつとめる福田正剛氏も、サスペンション担当として初代「オデッセイ アブソルート」や3代目「レジェンド」などをつくった走りのプロフェッショナルだ。

そんな歴戦のプロ技術者が多く在籍するホンダアクセスがつくるのがモデューロXであり、フィットのそれは今回が初となる。先代フィットにはスポーツグレードの「RS」が存在したが、新しい4代目フィットではその用意がなくなった。ホンダアクセスが現行フィットに目をつけた大きな理由もそこである。

今回のモデューロXも、4代目フィット自体のデビューからは1年半近く経過しての登場となる。純正コンプリートカーとしては悠長にすぎる気もする。ただ、これは「発売期限は決めない、納得できるものにならなければ発売しない」という信条のもとで、感応評価によるトライアンドエラーを繰り返すアナログな開発手法によるところが大きいようだ。

パワートレイン(今回はe:HEVのみ)には手を入れない、特別なタイヤを使わない……という彼らの流儀は、この最新モデューロXでも健在だ。モデューロの代名詞ともいえるホイールはもちろん、サスペンションと“実効空力”をうたうエアロパーツによって、ベース車両とはひと味もふた味もちがう走りを実現するのがモデューロXである。...

提供元:webCG

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