大人の最適解
ランドローバーの新しい3リッター直6ディーゼルを搭載した「レンジローバー スポーツ」に試乗。ブラッシュアップされた内外装の仕上がりや、同じ48Vマイルドハイブリッド機構を組み込んだ直6ガソリンエンジン車との違いを確かめた。
環境性能に優れる新ディーゼルエンジン
レンジローバー スポーツのラインナップは幅広い。パワーユニットが4種類あってそれぞれにいくつかのグレードがあり、さらに期間限定の特別モデルが加わる。高価格のプレミアムSUVとしては、かなり選択肢が多い。ガソリンエンジンは2リッター直4、3リッター直6、5リッターV8があり、2リッター版はプラグインハイブリッドシステムを持つ。2020年9月から加わったのが、3リッター直6ディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたモデルだ。
以前のV6から置き換えられたもので、燃費を含む環境性能に優れているという。「ディスカバリー」や「ディフェンダー」にも採用されていて、新世代のディーゼルエンジンとして期待されていることがわかる。数年前と比べてディーゼルにクリーンイメージは低下してしまったが、CO2排出量では今もアドバンテージを維持している。ランドローバーによると、このディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べてCO2排出量が20〜25%少ない。NOxについても、2004年から2016年にかけて90%低減したそうだ。
価格帯からすると、ディーゼル搭載車はエントリーモデルということになるだろう。最廉価版にはレンジローバー スポーツのなかで唯一1000万円を下回るプライスタグが付けられている。試乗したのは、装備が充実した「HSEダイナミック」。車両価格1143万円に388万1000円のオプションがプラスされている。
運転席に座れば、その価格が納得できるものだと感じさせられる。シートやダッシュボード、ドアトリムのつくりは上質で、高級車らしさを存分に発揮している。小手先で派手さを追求するのではなく、素材のよさを生かすという本物感が老舗の持ち味だ。重厚さとスポーティーな軽みが絶妙にブレンドされている。...