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トヨタ・ランドクルーザーZX ガソリン/ZX ディーゼル/GRスポーツ ガソリン【試乗記】


王者の歩みは止まらない

世界中で活躍するトヨタのクロスカントリーモデル「ランドクルーザー」が、新型の「300系」にフルモデルチェンジ。14年ぶりに刷新された“陸の巡洋艦”は、運動性能も快適性も、従来モデルから長足の進化を遂げていた。

シャシーは変えても寸法は変えない

ランクルの起源「トヨタジープBJ型」の登場から数えて70年という節目の年に、フルモデルチェンジを経て登場した300系ランドクルーザー。先代「200系」の登場から14年、その200系のアーキテクチャーのベースとなった「100系」の登場からは、23年の月日がたっている。今回の徹底的な刷新は、ファンにとってはさながら式年遷宮のごとき神事だろう。

この新型から採用される「GA-F」プラットフォームは、「レクサスLX」および米国生産の「タンドラ」「セコイア」への展開も想定した、トヨタとしては最大級の車格を支えるものとなる。ラダーフレーム構造は継承しながら完全新設計となるそれは、新たな溶接方法など生産技術の進化も織り込むことで、200系比で20%の重量削減と剛性向上を果たした。また、パワートレインの搭載位置も70mmキャビン寄りに、28mm下方にすることで運動性能の資質を高めるとともに、上屋は高張力鋼板の多用やボンネット、ルーフ、ドアパネルなどのフタ物をアルミ化するなどして、200系比で実に約200kgもの軽量化を実現したという(「ZX」同士の比較)。ちなみに今回試乗したグレード、ZXの7シーターの重量は2500kg。直近の200系ZXは2690kgだった。

プラットフォームの更新に合わせてサスペンションも完全に改められているが、形式については前がダブルウイッシュボーン、後ろは車軸式トレーリングリンクと100系以来のそれを継承。グレードに応じて可変レートダンパーシステムの「AVS」や、可変レートスタビライザーシステムの「E-KDSS」が組み合わされる。タイヤ&ホイールはグレードに応じて18インチか20インチが標準装着となるが、軽量化の効果や車外騒音規制の対応もあり、幅は200系に対して20mm細い設定となった。

注目すべきは、ここまでモノが変わっていながら、寸法関係の変更がごくわずかということだ。200系に対するサイズアップはほぼ無に等しく、2850mmのホイールベースや225mmの最低地上高、アプローチやデパーチャー等のアングルはピタリと同じ。ちなみにホイールベースは1989年発売の80系から向こう、この数字が守られ続けている。日本の街なかにいるとうすらデカイなぁと思うこの車格が、いかに練り込まれ、研ぎ澄まされたものであるかを思い知る。...

提供元:webCG

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