目利きの選択
新型「ディフェンダー」のヒットによって立場が微妙になったのが同じランドローバーの「ディスカバリー」だ。ただし、新たに直6エンジンを搭載した最新モデルに乗ってみると、むしろ積極的に選びたくなるほどの魅力にあふれていた。
エンジンラインナップを刷新
先日発表になったディスカバリー(以下、ディスコ)の2022年モデルは、通算5代目となる現行型としては初めてのマイナーチェンジとされる。資料によると、外観ではフロントグリルやバンパー、ヘッドライト、テールライトなどが一新されたというが、基本造形やキーモチーフは従来のままだ。今回は3種ある新しい車体色以外はオーナーでないと気づかない程度の変化しかない。
いっぽうのインテリアは大刷新である。ダッシュボード全体のデザインテイストは踏襲されているが、ステアリングホイールをはじめ、11.4インチの大画面インフォテインメントを中心としたセンターパネル、ダイヤル式からジョイスティックに宗旨替えとなったシフトレバーを擁するセンターコンソール……などは明らかに新しい。
エンジンもまったく新しい。従来は3リッターV6のガソリンスーパーチャージャーとディーゼルターボの2機種だったが、最新型では昨今の上級ランドローバーに共通する「インジニウム」シリーズの直列6気筒に乗せ替えられた。新しい直6はガソリンとディーゼルともに過給機付きの3リッターで、どちらもベルト駆動スターター兼発電機を組み合わせた48Vマイルドハイブリッド(MHEV)となる。
また、今回からサードシートが全車標準化されたほか、走行中に車両下の映像確認もできる3Dサラウンドカメラが追加された先進運転支援システム(ADAS)は、全車に機能の分け隔てなく標準装備となった。さらに、これまでは両エンジンとも基本的に「HSE」と「HSEラグジュアリー」という2グレードずつだったのが、スポーツ系の内外装を与えた新グレード「R-DYNAMIC」を含めて5グレードずつ……と選択肢も増えた。...