エクストリーム系が似合う
「ランドローバー・ディフェンダー110」の最上級ディーゼルモデル「X D300」に試乗。悪路をものともしないタフなパフォーマンスと、ラグジュアリーモデルもかくやという内外装の組み合わせは、果たしてドライバーをどんな世界にいざなってくれるのか。
パンチのきいた価格設定
日本でもバカ売れ中のディフェンダーは、2020年夏の上陸当初は2リッター4気筒ガソリンターボを積むロングホイールベースの「110」のみだったが、その後じわじわと増殖している。2021年夏には3ドアのショートホイールベース版となる「90」のデリバリーが開始されて、2021年モデルとして追加された3リッター直列6気筒ディーゼルも日本で走りだした。また、この2021年6月に受注開始となった2022年モデルからは、内外装備を盛った上級の「X」系グレードが90でも手に入るようになった。
今回の試乗車は110の最上級グレード「X」である。X系グレードには同色部品を増やした「X-DYNAMIC」や「XSエディション」といったバリエーションもあるが、そのなかでも装備がもっとも充実して高価なのがXである。日本の場合、このXは110のディーゼルにしか用意されない。
Xの最大の特徴はグリルからボンネットの中央が黒く塗られる独特の2トーンカラーだが、内装も明らかに豪華。電動レザーシートにはヒーターとベンチレーターも内蔵される。さらには、エアサスペンションや、走行中の車体直下映像も映し出す「クリアサイトグラウンドビュー」、「電子制御アクティブデフ」、「テレインレスポンス2」のカスタマイズ設定、悪路用超低速クルーズコントロールの「オールテレインプログレスコントロール」といった特徴的な走行関連機能もあらかた標準となる。
そんなディフェンダー最上級となるXの本体価格は1171万円。しかも、サードシートその他のオプションを追加した試乗車は1300万円以上に達していた。110でも600万円台のグレードからあるディフェンダーは本来、エンジン縦置きアルミモノコック系ランドローバーではもっとも手ごろのはずだが、このXはとくにパンチのきいた価格設定である(笑)。なにせ「ディスカバリー」の最上級グレードより高価なのだ。...