レーシングレジェンドのDNA
マイナーチェンジした「MINIクラブマン」の高性能モデル「ジョンクーパーワークス」に試乗。最高出力306PSのパワーユニットと4WDが組み合わされたステーションワゴンは、ホットな走りとクールなフォルムが魅力の、アガる一台に仕上がっていた。
JCWへシフト
MINIのスポーツモデルといえば「クーパー」や「クーパーS」が定番だが、MINI乗りの知人によれば、ハイパフォーマンス志向のユーザーの間でジョンクーパーワークス(以下JCW)へのシフトが進んでいるという。
いまさら説明する必要はないかもしれないが、JCWは世に「Miniクーパー」を知らしめたジョン・クーパーの息子であるマイケル・クーパーが立ち上げたチューナー。BMWが2008年にその名前を買い取り、いまやMINIのハイパフォーマンスモデルに冠されるようになった。レジェンドの魂がMINIのスポーツモデルを支えているという意味では変わりはないのだが。
それはさておき、ワゴンスタイルのクラブマンで比較すると、「MINIクーパーSクラブマン」が452万円であるのに対し、MINI JCWクラブマンは571万円と約120万円高いが、最強のグレードを手に入れたいと思うファンにとって、この価格差は十分納得のいく数字ということになる。
現行のMINIクラブマンにJCWが追加されたのは2017年1月のこと。その当時に搭載されたのは、最高出力231PS、最大トルク350N・mの2リッター直列4気筒ターボで、スポーティーなMINIクーパーSクラブマンの2リッターに比べて39PS、70N・m上回る性能の持ち主だった。これに8段オートマチックと4WDの「ALL4」が組み合わされ、最も速いMINIクラブマンの座を手に入れている。...