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日産ノート オーラNISMOプロトタイプ(FF)【試乗記】


トップガンの手腕

日産自慢の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「ノート オーラ」に「NISMO」バーションが登場。レースで培ったノウハウを注ぎ込み、匠(たくみ)と呼ばれる開発ドライバーが磨きをかけたというそのパフォーマンスを、同社のテストコースで確かめた。

サーキット直系のピュアスポーツ

「日産ノート」をベースに、3ナンバーサイズの立派なボディーと上質なインテリアを与えられたのが日産ノート オーラ。高級路線に振ったこのモデルに、NISMO仕様が加わった。もともと日産ノート オーラのパワートレインは、シリーズ式ハイブリッドの「e-POWER」のみなので、NISMO仕様もe-POWERを搭載。標準仕様には4駆モデルも設定されるが、NISMO仕様はFF(前輪駆動)車のみとなる。

日産には、モータースポーツ活動を担うNISMOと、主にドレスアップやカスタマイズを担当してきたAUTECHという2つの純正カスマイズブランドが存在する。日産は両者のすみ分けを図り、NISMOはサーキット直系のピュアスポーツ、AUTECHはより上質なプレミアムスポーツという位置づけを明確化していくという。これを受けて、日産ノートのカスタマイズモデルはAUTECHブランドで、日産ノート オーラはNISMOブランドで展開する運びとなった。

標準仕様より20mmローダウンした外観は、専用の前後バンパーやサイドシル、リアのディフューザーによって、精悍(せいかん)さを増した印象を受ける。ドアミラーやフロントスポイラー下部にNISMOのイメージカラーである赤を用い、前後のフォグランプに凝った形状を採用するなど、細部まで丁寧にデザインしているあたりに、デザイン担当者のこだわりが感じられる。

全体に、ベース車とは違うことがはっきりとわかる一方で、やり過ぎではないという、絶妙のあんばいだ。5ナンバー枠にとらわれず、伸びやかなスタイリングとなっている日産ノート オーラには、華のある演出が似合う。

ただしデザイン担当者によれば、“盛る”方向のデザインではなく、エアロダイナミクス性能向上を第一義とした、科学的で機能的なデザインとのこと。事実、フロントのエアインテークやリアスポイラーの形状を最適化することや、エアロホイールの採用によって、Cl値(揚力係数。高速域でボディーがリフトする方向に作用する力を示す)は標準仕様より大幅に改善されているという。全長が標準仕様より80mm長くなっているのも、空力性能向上のためにリアのオーバーハングを伸ばしたことが理由だ。

オプションのRECARO製スポーツシートに腰を下ろし、本革ステアリングホイールの形状や手触りのよさを確認。スターターボタンを押してe-POWERを起動した。...

提供元:webCG

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