技術力に脱帽
電動化に対する考え方はそれぞれだが、ことBMWの場合は電気の力を環境対応に使いつつ、走りの楽しさにも活用している。マイルドハイブリッド化された直6エンジンを積む「X6」のあまりの出来栄えに感じ入ると同時に、味わえる残り時間を考えると寂しくなった。
あと付けターボ的ハイブリッド
BMWヘビー級SUVのビジュアル系(?)、X6に48Vマイルドハイブリッドのクリーンディーゼルが搭載された。
これまでの3リッター直6ディーゼルターボにベルト駆動のスタータージェネレーターをインストールし、小型の48Vバッテリーと組み合わせ、必要に応じて電動アシストや回生制動やエンジン始動を行う。加速をアシストするスタータージェネレーターのパワーは最高11PS。アイドリングストップやコースティングでエンジンが止まっても、パワーステアリングや空調には48Vのリチウムイオン電池から電気が供給される。
トヨタやホンダの2モーター+大型バッテリーによるストロングハイブリッドと比べると、“あと付けターボ”的なソリューションにも思えるが、ドイツメーカーは基本このやりかたでエンジンの延命を図ろうとしている。
エンジン本体のアウトプットも最高出力で21PS、最大トルクで30N・m増え、286PSと650N・mを得た。一方、燃費はWLTCモードで11.3km/リッターから12.4km/リッターへと向上している。
試乗したのは「xDrive35d Mスポーツ」。1081万円のクルマだが、従来モデルからは7万円高と、価格上昇はウルトラマイルドだ。...