かみ合った歯車
「日産ノート」ベースのプレミアムコンパクト「ノート オーラ」が登場。パワーアップした「e-POWER」や3ナンバー化された専用ワイドボディー、上級路線を目指したというこだわりの内装や装備など、注目すべきポイントの仕上がりを、テストコースで確かめた。
大人のたたずまい
ルノーと共同開発された新世代のプラットフォームを採用し、搭載パワーユニットはやはり各部が刷新された“第2世代”がうたわれるシリーズ式ハイブリッドシステムe-POWERに限定。もちろんデザインも一新したことで、まさに「名前以外はすべてが新しい」と紹介できる大胆なモデルチェンジを遂げたのが、日産の新型ノート。2020年末の登場でまだ新鮮さが漂うそんなモデルに、新たなバリエーションが加えられた。
「オーラ」を名乗るこのモデルは、単なる充実装備が施された上級グレードなどにはとどまらない、ちょっと気になる内容の持ち主である。そのポイントの第一は、専用のボディーが与えられたこと。具体的には「より魅力的なスタイリングを実現する」という目的から、フロントのフェンダーまわりがさらに自然なフレア形状へと変更・拡幅されたことを筆頭に、ドアやフード、ルーフ以外に専用造形を採用。結果、全幅は40mm増してベース車両の5ナンバー枠を外れ、“3ナンバー枠”へと踏み込んでいるのだ。
フロントグリルにはより凝ったメッシュデザインが採用され、ランプ類も新たなグラフィックを採り入れたうえでフルLED化。全体のたたずまいが少し大人になったように見えるのは、最大でも16インチだった標準車に対して17インチのシューズが標準化され、しかも樹脂加飾付きで凝ったデザインのアルミホイールを採用するという“足元のオシャレ”の効果も大きいはずだ。
そんなノート オーラのエクステリアデザインは、新たな日産のフラッグシップとして近々デビューが予定されているピュアEV「アリア」との強い血縁関係をほうふつとさせるテイスト。そしてもちろん、それは当初から狙った戦略でもあるに違いない。...