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モト・グッツィV7スペシャル(6MT)【レビュー】


エンジンLOVERにささぐ

イタリアの名門、モト・グッツィのネイキッドバイク「V7」。新開発の850ccエンジンを得た最新型では、どんな走りが楽しめる? クラシカルな外観が特徴のグレード「V7スペシャル」で確かめた。

大切にしてきたパワーユニット

熱狂的なファン以外にとってモト・グッツィは、“そういえば”的な存在だと思う。二輪の分類をエンジンの種類で行ったときには決して外せないし、何より縦置きVツインというエンジンを半世紀以上も世に送り出し続けているメーカーはほかにないから。

いわば独創的。言い方を変えれば偏屈。だからこそ熱狂的な支持を集めるモト・グッツィは、今年で創業100周年を迎えるそうな。記念すべきアニバーサリーなので創業秘話を紹介したい。

時は第1次世界大戦。創設されて間もないイタリア空軍で3人の男が出会う。モーターサイクル好きのカルロ・グッツィと、有名な二輪レーサーのジョバンニ・ラベッリ。そして資産家御曹司のジョルジオ・パローディ。彼らは戦火の中で、毎日のように終戦後の夢を語り合っていたという。その夢とは、二輪メーカーの起業だった。

1918年に戦争が終わると、彼らは夢の実現を急いだ。1921年には「8HP Normale」という市販車を発売。しかし、終戦後に事故で命を落としたジョバンニだけは夢がかなった瞬間を見届けることができなかった。残されたグッツィとジョルジオは3人の友情の証しに、出会いの場となったイタリア空軍の羽を広げた鷲(わし)の紋章を自社エンブレムとした。これが後に100年続くモト・グッツィの始まり。

そんな美しいエピソードを知っていたなら、“そういえば”的だなどと失礼なセリフは吐かなかったのにな。さておきモト・グッツィ100周年で登場したのが、縦置きVツインを初搭載して1967年に発売されたV7の最新モデルである。数えてみると偏屈な、いや独創的なエンジンもデビューから半世紀を超えているわけで、このユニットがモト・グッツィにとっていかに大事な存在かが時間の長さからもよくわかるし、やっぱり二輪を象徴するのはエンジンだよなとも強く思う。...

提供元:webCG

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