マイルドだろ〜?
「スバル・インプレッサスポーツ」に新たな最上級グレードとなる「STI Sport」が追加された。車名とグレード名の双方に“スポーツ”と付くマニア待望のSTIチューニングモデルは、一体どんな走りをみせてくれるのだろうか。
スバルならではの魅力
2020年秋から2リッターのインプレッサスポーツにもSTI Sportが加わっている。同時にマイルドハイブリッドの「e-BOXER」も出た。現行の5代目に変わってまる4年目の「商品力強化」である。
STI Sportのエンジンは従来の2リッター系と同じだが、今回はFFもラインナップされ、シリーズ最上級モデルとして足まわりを中心にSTI Sport化を施したとされる。
試乗したのは292万6000円のAWDモデル。FFより22万円高い。といっても、2リッターの四駆が300万円以下で買える。しかも最廉価モデルの1.6リッターFF(200万2000円)から「アイサイト」はもれなく付いてくる。スバルの武器はコスパだなとあらためて思う。
コリン・マクレーのインプレッサがWRCで暴れ回っていた90年代後半、南ドイツのアルゴイ地方を訪ねたら、異様にスバル密度が高かった。アルプスの麓で冬場、降雪量が多い。インプレッサや「レガシィ」や「ジャスティ」(スバル製の)、なんと初代「アルシオーネ」も走っていた。なぜ? アウディのクワトロがあるのに。これが11台目のスバルだというレガシィ セダンのオーナーに聞いたら、当時の換算で「A4」より150万円安いからだと言っていた。9割近くが海外で売れるスバルの人気に、「リーズナブルな四駆」が大きく貢献してきたのは間違いない。...