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キャデラックXT4プラチナム(4WD/9AT)【試乗記】


アメリカを侮るなかれ

キャデラックのSUV製品群のエントリーモデルに位置する「XT4」が、いよいよ日本に導入された。その実力は、市場の先達でもある日欧のライバルに比肩するものなのか? キャデラックならではの個性は残されているのか? ゼネラルモーターズの期待を背負うニューモデルを試す。

キャデラックの全SUVを正規導入

キャデラックのSUVラインナップのボトムを担うモデル、XT4が上陸した。アメ車不毛の日本市場においても、これにてキャデラックのSUVは全銘柄が正規輸入でカバーされたことになる。

果たして4つのモデルの位置づけをどう見極めればいいものかと鳥瞰(ちょうかん)すれば、最もわかりやすい比較例は、同じく米国市場に重きを置くレクサスのそれになるだろうか。

すなわちXT4は「NX」にあたり、「XT5」は「RX」に該当。じゃあ「XT6」は「RX」のロング相当かといえば、中身的には同じ3列シートのエンジン横置き系4WDながら、寸法的には「LX」の側に近いだろう。「エスカレード」は縦置きエンジン+ボディーオンフレーム構造の“骨付き4WD”という点でLXと重なるが、この夏から日本でも納車が始まる新型は、「ロールス・ロイス・カリナン」をも超えるサイズやサスペンションの4輪独立懸架化などで別物感が著しい。もっとも、今年(2021年)はLXの兄弟車である「トヨタ・ランドクルーザー」もフルモデルチェンジが目されており、それに伴いLXも完全刷新のウワサがささやかれているのだが。

さて、先述のNXに加え、車格的には「メルセデス・ベンツGLC」「BMW X3」「アウディQ5」あたりのドイツ勢ともほど近いXT4。その車台はゼネラルモーターズ(GM)のプラットフォーム戦略において、「イプシロン」系の最新世代「E2XX」と分類されるもので、「シボレー・マリブ」や「オペル・インシグニア」などDセグメント系から向こうをカバーするものだ。ちなみにXT5とXT6は、このE2XXをミドルサイズSUVという車格・車形に合わせて拡張、最適化した「C1XX」を使用している。大枠でみれば、このエンジン横置きプラットフォームは、GMの乗用車ラインナップにおいて最大勢力といえるだろう。...

提供元:webCG

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