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レクサスUX300eバージョンL(FF)【試乗記】


トヨタはこう考える

トヨタ自動車がかねて「クルマの電動化=電気自動車化」という考え方に対して異を唱えてきたのはご承知の通り。「UX300e」はそんなさなかに導入されたレクサスブランド初のBEVである。その仕上がりやいかに?

誰得のごり押し

このところ、欧州や中国方面からはBEV関連の話がわらわらと毎日のように舞い込んでくる。クルマ関係の片隅にいると、それはさながらBEV禍の様相……、そんな書き方をするものだから嫌電派と呼ばれてしまう。

テスラの「モデルS」やら「モデルX」やらが上陸したころに、試乗記事を書いてくれないかとの依頼をいただき、悪口ばかりになっちゃいますけど、それでもよければ……と、お断りを入れ続けていたら、いつの間にやらそんな話になってしまっていた。

別にBEVが嫌いではないし、モデルなにがしにも罪はない。が、修理やらリコールやら海外での事故状況の説明やら、あるいは先進運転支援システム(ADAS)アップデートやらと安全にまつわる諸対応が目に見えて雑なテスラの所業がクルマ屋としてどうよという点には触れないわけにはいかないだろう。と、彼らに対して抱くその懸念は今でも進行形なのだが、それとは別のベクトルの疑念が、このBEV禍であらわになりつつある。

バッテリーの原材料調達やサプライチェーンへの影響、なにより電力調達うんぬんと随所にひずみを伴いながらもこれほど拙速にBEV化を押し込み、進んでハードランディングさせる意味は何なのか。受益者負担ではまかないきれない補助金をじゃぶじゃぶ投入してまで不便を強いるBEVを売りまくれとの号令は果たして誰得なのか。金融的駆け引きや政争の具として、ここまで環境問題をもてあそんでもいいものか。

もろもろの話をここで膨らませるまでもなく、折につけての日本自動車工業会(自工会)会長の会見では、京都の人のようにやんわりだけどぐっさりと「BEVシフトへの覚悟はおありか?」と関係各所に課題を突きつけているようにもうかがえる。...

提供元:webCG

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