さすが老舗の新ジャンル
実力派のSUVをラインナップするジープが開発した、プラグインハイブリッド車「レネゲード4xe」。雪の北海道でステアリングを握った筆者は、そのポテンシャルの高さに、歴史あるメーカーの技術とプライドをみたのだった。
逆境でも絶好調
FCAの中の人に言われるまで気づかなかったのもお恥ずかしい話だが、今年、ジープは生誕80周年を迎えるという。さかのぼること1941年、第2次世界大戦の最中に生まれた軍用小型車両がその源流であることは有名な話だ。蛇足ながら、今年70周年を迎える「トヨタ・ランドクルーザー」の源流ともいえる「AK10」にもこの軍用小型車両が絡んでいることに、歴史のあやと平和のありがたみを交互にかみしめる。
そんなジープ銘柄の販売は絶好調で、2020年の日本においての輸入車市場ではざっくり5%くらいのシェアを握るに至った。コロナ禍で販売を伸ばすというのはただ事ではないように思う一方、これすなわち、財布のひもが固くなるであろう状況ならば、ド定番もしくは他に類のないものの強さが際立つということも映し出しているのかもしれない。
そんなわけで、日本におけるジープブランドの販売的なけん引役は「ラングラー」という、他に例のなさ過ぎる事態になっているわけだが、本来グローバルでの基幹モデルといえばこのレネゲードだ。日本上陸は2015年のことだが、年を追うごとに着々と支持を増やしており、上陸5年目にして昨年の販売台数には過去最高になったという。...